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ロックアウト感想(ネタバレ)

ロックアウト

原題:LOCKOUT
製作年/国:2012年/フランス
上映時間:95分
監督:ジェイムズ・マザー、スティーブン・レジャー
製作:リュック・ベッソン、マルク・リベルト、レイラ・スミス
脚本:ジェイムズ・マザー、スティーブン・レジャー、リュック・ベッソン
撮影:ジェイムズ・マザー
美術:ロメク・デリマータ
音楽:アレクサンドル・アゼリア
キャスト:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギリガン、レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア

あらすじ
西暦2079年。地球軌道上に浮かぶ刑務所を訪れた大統領の娘エミリーが囚人のひとりに捕らえられ、500人もの凶悪な囚人が解き放たれた。大統領は娘を救出するべく、同僚殺しの罪を着せられてしまったエージェントのスノーを刑務所に送ることを決め……(映画.comより)


48点

リュック・ベッソン作品はヒロインがうざくないとダメという決まりでもあるのでしょうか?

今回もいい具合にヒロインがうざったかったです。
始終ギャーギャーピーピー騒がないだけ「トランスポーター」のライよりはマシですが。正直マシンガンをぶっぱなすシーンでは惚れかけました。戦うヒロインは好きですよ。マシンガンをぶっぱなすシーン以外はさっぱり戦いませんけどね!

ただ、このヒロインどうしようもない甘ちゃんでした。「他の人質を置いて私だけ帰れない」というセリフとともに脱出用ポッドから出てきやがった時は、丸坊主にしてやろうかと思いました。本当にお前のためにどれだけの人が犠牲になってると思ってんだよ!!ヽ(`Д´)ノ
その後、結局人質がみんな殺されて泣きさけぶところは、もう失笑ですね。それでいて、ヒロインが甘ちゃんを卒業して成長するでもなく、ただただ甘ったれたバカ女を貫き通すところは見ていて不快でした。

あと、「トランスポーター」のライと決定的に違うところは、あまりかわいくないところですね。(ひどい暴言)
多分髪型のせいですね。髪を切って黒く染めてからは、めちゃくちゃかわいかったです。
ヒロインを演じるマギー・グレイスは髪型によってだいぶ印象が変わりますよね。
マギー・グレイス1
これはすごくかわいい。

マギー・グレイス4
これは私的には微妙。


そして、この作品の一番よくないところは、設定倒れしているところです。
宇宙という設定も、近未来という設定も、宇宙で非人道的なことが行われていたという設定も、別にストーリーに絡んでこないんですね。全くもってこの設定にしている意味がないのです。せっかくおもしろそうな設定なのに、もったいなさすぎます。
そして例によって、セリフのみで設定に触れ、物語に奥行きを出そうとしたつもりが逆に薄っぺらくなるという事態に陥っています。特に宇宙刑務所での人体実験の件はひどかったです。思い出したかのように後半にちょろっと出てきて、登場人物が説明をするのですが、それ以上の進展はないし、伏線になっているわけでもありません。ちゃんと描くつもりがないなら、とってつけたような設定は最初からやめた方がいいと思います。


その他の点について
・冒頭のバイクチェイスシーンのCGがちょっとひどすぎますね。いまどきゲームのCGの方がよっぽどマシです。
・刑務所が乗っ取られるきっかけが、シークレットサービスのうっかりとかどうなの。
・ラスト付近の地球に帰る方法って、おおざっぱすぎませんかね?機動戦士ガンダム第5話を観なさいって話ですよ。
・地球に戻ってからの、アタッシュケースをめぐる話がこの作品で一番おもしろかったです。


いろいろ不満な点はありますが、設定自体は面白いと思いました。いくら描写がそれに追いついていなくて設定倒れしていても、近未来の宇宙と言われたらわくわくしてしまいますよね。
また、さすがベッソンというべきか、そこそこ飽きさせない展開にはなっていたと思います。SF好きな方は観てみるのもいいのではないでしょうか。


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来月観たい映画の話

さて、もう12月ですね。来月は待ちに待った「ホビット」など、おもしろそうな作品がたくさんあります。


12月1日公開
007/スカイフォール…007の23作目だそうです。私は007シリーズは観たことがないのですが、ダニエル・クレイグが好きなので、本作で007デビューしてみようかな(・∀・)
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館…「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが主演するホラーだそうです。すごく観たいのですが、予告編が怖そうだったのでやめておきます( ´¬`)
ダーケストアワー 消滅…目に見えないエイリアンと戦う話だそうです。目に見えない敵を映画でどう表現するんでしょうか。楽しみです。ちなみにキャッチコピーは「人類・粉砕」。なんか最近人類滅亡系多くないですかね?

12月8日公開
砂漠でサーモンフィッシング…12月公開作品の中で、かなり楽しみにしている作品です。予告編を見るかぎりとてもおもしろそうでしたよ。砂漠の国イエメンの富豪の鮭釣りをしたいという依頼を叶えるため、学者たちがわちゃわちゃする話みたいです。
プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星…安っぽい視覚効果になんとなく地雷臭を感じなくもないんですが。ロシア製SF作品ということで、ちょっと楽しみです。

12月14日公開
ホビット…もう楽しみで仕方がありません。

12月15日公開
フランケンウィニー…ティム・バートンのストップモーションアニメ作品ということで楽しみにしています。アメリカではこけたらしいですね。
マリー・アントワネットに別れをつげて…マリー・アントワネットの朗読係の少女の視点から、マリー・アントワネットを描いた作品だそうです。これもかなり楽しみにしています。

12月21日公開
レ・ミゼラブル…ユゴーの「レ・ミゼラブル」をミュージカル化したものを映画化しているのだそうです。ややこしいですね。予告編のアン・ハサウェイの歌声がとても印象的でした。最近映画館に行くと、この作品のちょっとしたインタビューやメイキング映像みたいなものが流れているので、期待を煽られます。

12月22日公開
もうひとりのシェイクスピア…ローランド・エメリッヒ監督の歴史ドラマってあんまり想像つかないです。あまりエメリッヒは好きではないのですが、ちょっと興味をそそられますね。
サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ…今年は、「これは映画ではない」や「メリエスの素晴らしき映画魔術」、「アルゴ」など、映画について考えさせられるような作品が多かったですね。この作品にも期待しています。楽しみです。
SUSHI GIRL…ストーリ云々というより、ポスターの似非日本趣味感にやられました。なにこれ超観たい。


タイトルのリンクから公式サイトにとべます。
来月もたくさんいい映画をみたいですねヾ( ゚∀゚)ノ゙



人生の特等席感想(ネタバレ)

人生の特等席

原題:Trouble with the Curve
製作年/国:2012/アメリカ
上映時間:111分
監督:ロバート・ローレンツ
製作:クリント・イーストウッド、ロバート・ローレンツ、ミシェル・ワイズラー
製作総指揮:ティム・ムーア
脚本:ランディ・ブラウン
撮影:トム・スターン
美術:ジェームズ・J・ムラカミ
衣装:デボラ・ホッパー
編集:ゲイリー・D・ローチ、ジョエル・コックス
音楽:マルコ・ベルトラミ
キャスト:クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、マシュー・リラード、ロバート・パトリック、ジョー・マッシンギル

あらすじ
家庭を顧みず、メジャーリーグ・スカウトマンとして生きてきたガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が衰えてきていた。彼の最後のスカウトの旅に手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じ続けてきたひとり娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。妻を亡くし、男手ひとつで育てようとして育てられなかった父娘の旅の最後にそれぞれが見つけた人生の特等席とは……(Movie Walkerより)


50点

クリント・イーストウッドがスクリーンに帰ってくると聞いて、以前から楽しみにしていた作品です。
しかし、期待はずれというか正直あまりおもしろくないと感じてしまいました。そしておもしろくなかったのが納得いかなかったので、昨日レイトショーでもう一度観てきましたw
が、2回観てもおもしろくありませんでした。


まず、話の中心になる父と娘の間のわだかまりが、あまり大きいものに見えなかったです。

ガスとミッキーは、普通よりちょっと喧嘩が多い程度で、いい親子というようにしか見えませんでした。「ミッキーは母親が死んで1年で別の親戚のもとに預けられ、ガスは大学にあがるまで連絡もよこさなかった」という話が出たとき、心底びっくりしました。なにか見落としたのかとすら思いました。そこは観客をびっくりさせる必要はありません。もっと前に明かすべきです。

物語の早い段階で、ミッキーの「自分は父親に捨てられた」というトラウマ、ガスの「娘を手放してしまった」という葛藤を示しておく必要があります。少なくとも本作の描き方では、「娘のことが大事な頑固おやじ」と「父親想いの娘」にしか見えません。そのため、口論をしても一時的に感情的になっているようにしか見えないのです。この父娘には、もっと決定的な溝があるのですから、そこをまず明らかにしなくてはなりません。この物語は、父と娘が絆を取り戻す話です。初めは絆が完全に失われてしまっていないと、それが回復される過程に盛り上がりがなくなってしまいます。


また、ミッキーまわりの話の展開がやや雑でした。

ミッキーまわりの話としては、ライバル弁護士との共同経営者のポスト争い、別の弁護士との関係をめぐる問題と2つ出てきます。そして、どちらの話もほぼセリフのみで展開されていくのですが、セリフだけで話の奥行きを引き延ばそうとして、逆に薄っぺらになってしまった印象があります。

特に、ライバル弁護士との共同経営者のポスト争いの件はひどかったです。ミッキーがメールを見てそのライバルに「きたない」とか「ひどい」とか悪態をつくだけで、具体的な話は何一つ出てこないので、どちらかというとミッキーが陰口をたたく性悪女に見えてしまいました。

もう少し、具体的な描写を入れると、話の奥行きがきちんと出るだけでなく、その後の話の展開にも説得力が出たと思います。つまり、ライバル弁護士が嫌な奴で、仕事の点でもミッキーの方が優秀だという描写を入れることで、ラストになぜミッキーが共同経営者に選ばれたのかに、単にライバルがしくじったからという以上の理由がつきますし、ミッキーに言いよってくる弁護士の男との関係の件も、この男はスマートさとハートを兼ね備えていないんだという描写を入れれば、なぜミッキーはこの弁護士の男ではなくジョニーを選ぶのかにより説得力が出たと思います。


そして、やはりご都合主義的な展開が多すぎましたね。

ミッキーがピッチャーをスカウトするあたりからの展開は、ご都合主義が山盛りでした。まぁ、カーブが打てない打者と天才ピッチャーの話はまだいいにしても、ジョニーがなんの理由もなくミッキーのもとに来るのは、正直どうかと思いました。
また、ご都合主義とは違いますが、ミッキーがガスとジョニーのいる酒屋に来たシーンの3人の会話が、ほとんどシュールと言っていいほど意味不明でした。ガスの「出ていけ。他の人に会ってこい。」というセリフにはじまり、ジョニーの「君たち親子をカメラで追ったら楽しそうだ。」など、どうしてこうなったとしか言えないようなシーンでした。


この映画の素晴らしいところは、もちろんイーストウッドです。
多分この頑固な父親の役は、イーストウッド以外ではハマらないでしょう。陳腐な言い方ですが、顔のしわのひとつひとつに人生が刻み込まれています。この人が出ているだけで、シーンに深みがでていると言っても過言ではないでしょう。

パンフレットもイーストウッド押しでした。
パンフレットはこんな感じです↓
人生の特等席パンフ
イーストウッドのフィルモグラフィーが丁寧に紹介されています。他のコンテンツはあまり充実していませんが、イーストウッドのキャリアを振りかえるにはいい資料だと思いますよ。


イーストウッドの映画に何度も出てくる「父と娘」というテーマを彼の唯一の弟子ロバート・ローレンツが撮った、という意味ではとても興味深い作品です。これがロバート・ローレンツの長編デビュー作らしいので、今後に期待したいですね。


ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間<スペシャル・エクステンデッド・エディション>感想(ネタバレ)

the lord of the rings

原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
製作年/国:2001/アメリカ
上映時間:208分
監督:ピーター・ジャクソン
製作:ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、ティム・サンダース
共同製作:フラン・ウォルシュ
製作総指揮:マーク・オーデスキー、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ソウル・ゼインツ、マイケル・リン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ハワード・ショア
キャスト:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、ジョン・リス=デイヴィス、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ショーン・ビーン、アンディ・サーキス、マートン・ソーカス、イアン・ホルム

あらすじ
はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪を滅びの山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、彼らは“滅びの亀裂”目指し、遥かなる冒険の旅に出るのだった……(allcinemaより)


95点

※思い入れ補正がかかりまくってるので、あまりうのみにしないでくださいね。

新宿ピカデリーで、「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」のスペシャル・エクステンデッド・エディションが上映されていたので、鑑賞してきました。


スペシャル・エクステンデッド・エディションってなんぞ?という人のために、少し解説しておきますね。
スペシャル・エクステンデッド・エディションとは、「ロード・オブ・ザ・リング」本編の劇場公開時のフィルムに、カットされたシーンを復活させたり追加撮影シーンを増加した上に、特典映像が大量に収録されたバージョンのDVDのことです。DVDは本編2枚、特典映像2枚で、まさにてんこ盛りです。
ちなみに外装も気合いが入っています↓
lotr see dvd1
重厚ですね。

裏はモリアの西門と同じ装飾がされています↓
lotr see dvd2
豪華です。


そのスペシャル・エクステンデッド・エディション上映ということで、上映時間は異常に長いです。もともと、「ロード・オブ・ザ・リング」は長い映画です。「旅の仲間」も上映時間は178分(約3時間)でした。そこに、削除シーンや追加撮影シーンが増加され、208分(約3時間半)というとんでもない上映時間になっています。

私は映画は90分くらいがちょうどいいと思っているのですが、言わせてください。これは何時間になったって構わないのだ!と。

ロード・オブ・ザ・リングは今から10年以上も前の作品です。とっくにDVDも発売されているわけです。いまさら劇場で鑑賞する意味はほとんどないといってもいいでしょう。
つまり、こんなのを観に行くのなんて重度の指輪物語オタクのド変態くらいのものなんですよ!(とんだ暴言)
観に来ていた人の大半がスペシャル・エクステンデッド・エディションのDVD保有者ではないかと私は踏んでいます。

そういうファンというのは、多少ストーリー進行の邪魔になろうと、多少上映時間が延びようと、原作ネタをたくさん突っ込んでほしいと思うものなのです。そして、それをスクリーンで観たいと思うものなのです。そのようなファンの心をがっちりつかんでくれたと思います。そういう意味で、指輪物語ファンのスペシャル・エクステンデッド・エディション上映オフ会みたいなものだと思った方がいいかもしれませんね。


映画本編についても簡単に感想を。

・風景が美しいですね。ロケ地は全てニュージーランドということですが、ミドル・アースの豊かな大地にニュージーランドはぴったりでした。

・10年ぶりにスクリーンで旅の仲間に出会えてうれしかったです。アラゴルンが私の記憶より汚くてちょっとびっくりしました。(最後に観たのが「王の帰還」での王様姿だったからかもしれません)

・レゴラスまじ王子。

・ボロミアの死はいつ見ても泣けますね。隣に座っていたお姉さんは、ボロミアが角笛を吹いたあたりからぼろ泣きしていました。早いよw

・でも後の展開を知っていると泣けるというのはありますよね。私はシャイアでフロドが笑っているシーンですでに涙腺が緩みかけていました。

・フロドとサムのシーンはいいものが多いですよね。私は、サムが「この1歩先は今まで足を踏み入れてない土地です」と言うのに対して、フロドが「来いよ」と言って、2人で歩いて行くところが好きです。ラストの「『あなたから決して離れない』と約束したんです。それを守ります。何があろうと。」のシーンは最高ですよね。サムはまじでいい子。

・フロドは「旅の仲間」だと物理的にはほぼ戦わないですよね。敵襲にあうと何もしないうちから剣を落として転ぶけど、真っ先に指輪という重荷を背負って旅立とうとするフロドが私は好きです。

・物理的にはアルウェンの方がよほど戦ってましたよね。あんたは戦ったらダメだろ。設定的に。

・ガラドリエル様、「誘惑に勝った」とおっしゃってましたけど、あんまり勝ってる感なかったです。顔面が大変なことに。

アクションシーンでカメラ揺らすなとか、アルウェンとナズグルの追いかけっこシーンのラストは、さっさと川渡ればよかったんじゃね?とかいろいろ不満はあるのですが、それでもこの作品は愛さずにはいられないのです。素晴らしいファンタジー作品です。原作ファンもそうでない人にも、おすすめです。


「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(スペシャル・エクステンデッド・エディション)」を観たときの備忘録的な話

11月23日から11月29日まで、「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」のスペシャル・エクステンデッド・エディションが、新宿ピカデリーで上映されます。続く11月30日からは「二つの塔」、12月7日からは「王の帰還」が、全てスペシャル・エクステンデッド・エディションで上映されます。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが好きな人は必見ですよ。


というわけで、本日午前から新宿まで出張って観てきたので、そのときの備忘録的な話でも。


7番スクリーンでの上映だったのですが、7番スクリーンの客席127席がほぼうまっていました。明日行こうと考えている人は、オンラインでチケットを確保しておくか、早い時間に行ってチケットを買った方がいいかもしれません。

上映時間は3時間28分という長丁場です。さすがスペシャル・エクステンデッド・エディションですね。途中でお手洗いに行く人多数でした。

しかし、私にはお手洗い以上の問題が。
私は新宿ピカデリーはとても好きなのですが、座席については大いに不満があるんです。一つは、座席の列にあまり高低差がついていないこと。最近の大型シネコンではまず起きない「前の人の頭でスクリーンが見えない」という状況がしばしば起こります。もう一つは、座席の形が悪いことです。新幹線のリクライニングシートを起こした状態のようなシートで、非常に居心地が悪いんですね。
で、このシートで3時間28分も座っているのは、とても疲れました。主に首が。90分くらいの映画だったらあまり問題はないのですが、3時間半はゆるやかないじめでしたw

フィルムでの上映でしたので、画質はDVDの方がよかったです。しかし、またスクリーンでミドル・アースへと戻り、旅の仲間たちに会えた感動は何にも代えがたいものがありましたよ(*^ー゚)b
また、「旅の仲間」は「ホビット」にもつながる話が多いので、「ホビット」の公開前に復習しておくのもいいかもしれませんね。


そして、帰りに「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のDVDを買ってしまいました!
x-men dvd
やったー

この映画には本当にハマってしまいました。ちなみにジャケット裏はこんな感じ↓
x-men dvd2
どやぁぁ

エグゼビア先生ドヤ顔似合い過ぎです。
実はDVD買うの結構久しぶりだったりするので、今すごく高揚感に満ち溢れていますw いつでもこの映画を観られるのだと思うとうれしいですねー。


今日はこんな感じでした。おしまい。


アメコミヒーロー映画祭第一弾終了!!

11月15日から開催していたアメコミヒーロー映画祭ですが、本日で第一弾は終了としたいと思います。
付き合ってくださった皆様、作品を紹介してくださったnegyu1220さん、kaikoさん、本当にありがとうございました。
negyu1220さんに紹介していただいた、「インクレディブル・ハルク」「デアデビル」「スーパーマン・リターンズ」は第二弾以降にレビューしたいと思います。

しばらくは通常のレビューが中心になります。なにかおすすめがありましたら、コメントで教えてくださいね。
ちなみに、12月には、「アメコミヒーロー映画特集第二弾」「クリスマス映画特集」をやる予定です。こちらもおすすめがありましたら、教えてください!


アメイジング・スパイダーマン感想(ネタバレ)

アメイジング・スパイダーマン

原題:The Amazing Spider-Man
製作年/国:2012/アメリカ
上映時間:136分
監督:マーク・ウェブ
製作:ローラ・ジスキン、アビ・アラド、マット・トルマック
製作総指揮:スタン・リー
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エバンス、デニス・リアリー、キャンベル・スコット

あらすじ
幼いときに両親が失踪し、心に傷を抱えたまま伯父夫婦のもとで育った内気な高校生、ピーター・パーカー。彼は、NY市警警部を父に持つ同級生グウェン・ステイシーに秘かな想いを寄せる日々。そんなある日、父の鞄を見つけたピーターは、父のことを知るオズコープ社のコナーズ博士を訪ねる。しかしそこで、遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。翌日、ピーターの身体に異変が起こり、超人的なパワーとスピードを身につけることに。やがて彼はその能力を正義のために使うことを決意し、スーパーヒーロー“スパイダーマン”となって街の悪党退治に乗り出すが…(allcinemaより)


85点

マーク・ウェブ監督によるスパイダーマンのリブート作品です。
ユーモラスなシーンあり、ときめきシーンあり、シリアスシーンありと全体的にバランスの良い作品でした。年若きヒーロー、スパイダーマン=ピーター・パーカーの青春を描いた素晴らしい作品でしたよ。


リブートの話を聞いた時、まず心配したのはキャストでした。サム・ライミ版のトビー・マグワイアが演じるピーター・パーカーやキルスティン・ダンストが演じるMJのイメージが強いので、新しいキャストでうまくいくのかしらん、と思っていたのです。

全く心配する必要はありませんでした。
正直アンドリュー・ガーフィールドが演じるピーターはイケメンすぎる気がしないでもないです。ピーターのナード感やブレイン感からは少し外れますよね。しかし、演技によってどんくさい高校生を見事に表現していました。グウェンの前でもじつくところなんか最高でしたよね。等身大の高校生としてはまるキャスティングだったと思います。
エマ・ストーンが演じるグウェン・ステイシーはすっっごくかわいかったです!グウェンは頭がよくて、かわいくて、勇気もあって、完璧なヒロインですよね。エマ・ストーンはそんなグウェンにとてもよくはまっていたし、そんな完璧なヒロインでありながら近づきがたい感じがしないのは、彼女の力によるところが大きいと思います。

新しいスパイダーマンのコスチュームも私は気に入りました。サム・ライミ版よりやや暗めのカラーリングで、スタイリッシュ感があります。
また、創意工夫を重ねてウェブシューターを作るのもよかったです。ウェブシューターかっこいいですよね。個人的には腕から直接糸が出るより、ウェブシューターから糸が出る方が好みです。

アクションシーンもよかったです。
私は、劇場公開時に3Dでこの作品を観たのですが、3Dと組み合わされたアクションは迫力がありました。ウェブシューターで宙を舞うシーンで、時折一人称視点になるのもなかなか楽しかったですよ。3DではないDVDだとあまり感動もありませんでしたが。図書館のユーモラスを交えたアクションシーンはとても気に入りました。


そして、この作品の一番よいところは、ピーター・パーカーをめぐるドラマの豊かさ、その描写の繊細さにあります。

特に素晴らしかったのは、ピーターがヒーローとして目覚めるきっかけの、橋で子供を助けるエピソードです。
初めピーターは、ベンおじさんの「人のために何かできるなら、それをする責任がある」という言葉の重みがわからず、ベンおじさんの敵討ちだけを考えていたのですが、実際に自らの能力を使って利他的な行動をすることを通じて、ヒーローとして目覚めるわけです。単にベンおじさんが自分の見逃した強盗に殺されることでヒーローとして目覚めるという流れよりも、ずっと飲みこみやすくてよかったです。

また、描写の繊細さは目を見張るものがあります。

ピーターとグウェンのグダグダな両片想いは非常によかったです。
ピーターがグウェンに自分がスパイダーマンであることやグウェンへの想いを告白しようとするシーンはとても繊細かつリアルでした。好きな人を前にすると、言いたいことが言えなかったり、言おうとしてやめてしまったり、言おうと決意しても話す順序がめちゃくちゃになってしまったりという描写が丁寧になされていました。

私が一番好きなのは、さびれた廃工場のような場所で、スケートボードで滑ったり、飛びはねたり、鎖にぶら下がってゆられたりするシーンです。
ピーターが自分の能力を次第に使いこなせるようになっていく高揚感や多幸感にあふれるシーンであり、同時に少しノスタルジックな音楽が前面に出ていて、時間を忘れて無邪気に遊びまわる小さな子供を想起させる繊細なシーンにもなっていました。ピーターの無邪気な子供感や青春感が出ているシーンで、私はとても気に入りました。

その他の点について
・ベンおじさんとメイおばさんの仲のよさは見ていて心温まりますよね。ミートローフのくだりは最高でしたw
・でも「メチャうま」っていう字幕はどうなんだろう。
・劇場公開されていた時の日本版エンディング曲はちょっとやめてほしかったです。
・コナーズ博士とピーターの父親の話があれだけしつこく出ていたのに、結局真相がわからなかったのは不満でした。続編まで決着付けないなら、もう少しさらっと布石を置く程度にしてほしかったなぁ。


多くのアメコミの原作を手掛けるスタン・リーは、キャラクターの構築の方法について、次のように言ったことがあるそうです。

「キャプテン・アメリカがNYのビルから飛び降りようとするシーンを想像してほしい。ロジャース(※キャプテン・アメリカの実名はスティーブ・ロジャース)が誰なのか、どういう人生を送っているのか、どこから来たのか、友達は誰か、誰を愛していて、誰を憎んでいて、誰に愛されているのか……こういうことを物語に織り込めば、彼が飛び降りるとき、読者の心臓は止まる。なぜなら、読者は彼のコスチュームに入り込んでいるから。そういうストーリーを構築していかなければ、単なるコスチュームの話になってしまう」(BRUTUS 735号より)

本作が素晴らしい作品になっているのは、この点がしっかりとふまえられていたからだと思います。スーパーパワーを持ったヒーローの話ではなく、一高校生ピーター・パーカーのドラマであるという前提に立脚して作られていました。爽やかな青春ドラマとしても楽しい作品でしたよ。おすすめです。


ファンタスティック・フォー 超能力ユニット感想(ネタバレ)

fantastic4

原題:FANTASTIC FOUR
製作年/国:2005/アメリカ
上映時間:106分
監督:ティム・ストーリー
製作:クリス・コロンバス、アヴィ・アラド、ラルフ・ウィンター、ベルント・アイヒンガー
原作:ジャック・カービー
脚本:マイケル・フランス、マーク・フロスト
撮影:オリヴァー・ウッド
美術:ビル・ボーズ
音楽:ジョン・オットマン
キャスト:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン、スタン・リー

あらすじ
天才科学者リードたち4人は、宇宙実験の失敗が原因で、人間を超えた能力を得る。同様の能力を得た実業家のビクターは、実験の失敗により富も名声も失ったことから、邪悪な計画を実施し、人々を恐怖に陥れる。4人は“超”能力を正義のために使う決意をし、かつての友、ビクターとの戦いに挑んでいくのだった……(映画.comより)


60点

kaikoさんにおすすめしていただいた作品です。
宇宙に行って超能力を得たヒーローが悪と戦う!という大味で楽しい作品でした。

まず、設定がとてもわくわくしますよね。宇宙嵐とはち合わせたことで超能力に目覚める、という大味な設定なのですが、これがとても楽しいです。
リードはゴムのように伸縮自在な身体に、スーザンは光を自在に曲げることで透明になれるように、ジョニーは自らを発火させることができるように、ベンは岩のような皮膚と怪力の持ち主になります。
宇宙嵐に同時にあったのに、(直接宇宙線を浴びたベンは別として)なんで違った能力になるのかなんて野暮なツッコミは不要です。ほら、あれだ、うちゅうせんをあびるとあれがそうなってこうなるから……ごにょごにょ……なんだよ!!スーザンは光を自在に曲げられるなら服も見えなくできるんじゃないかなんて野暮なツッコミも不要です。ジェシカ・アルバの下着姿を見れるようにするためだよ!!恥じらう仕草が最高じゃないか!!


ただ、こんなに魅力的な設定なのに、その魅力をほとんど生かせていなかったと思います。ストーリーの進行の手際がとてつもなく悪いためです。

ストーリーがすさまじく中だるみしていました。後半、ビクターが悪に目覚めてリードの命を狙い、リードたちがそれに対抗するという構図ができあがってからの展開は面白かったです。しかし、その前まではとにかくテンポが悪く、ダレてしまった印象です。
リードたちが超能力を得てからビクターを倒すまでは、リードたちファンタスティック・フォーの内輪揉めが話の中心になります。ここのパートがとにかくだるいです。

内輪揉めをしている間に、内輪揉め以外のストーリーがほとんど展開しないことが、テンポ感を損なっている最大の原因です。
私たちが内輪揉めを見ていてハラハラするのは、内輪揉めをしている場合じゃないのに、内輪揉めをしている時ですよね。例えば、敵が主人公たちの命を狙っているのに、主人公たちは内輪揉めをしていて、このままでは敵にあっさり倒されてしまう、というようなときです。こういうときに私たちは、内輪揉めにハラハラし、その後これまでの対立を乗り越えて主人公たちが一致団結する姿に感動するわけです。これに対して、ストーリー上の危機と全く結び付かない内輪揉めを見せられても、どうでもいいとしか思えません。しかも、内輪揉め以外のストーリーがほとんど進行しないとなると、退屈してしまいます。
ビクターが悪に走る過程をもう少し前倒しにして、リードたちの内輪揉めと重ねる形にした方がよかったと思います。あと、正直内輪揉めが長すぎですね。同じ原因で同じいざこざが起こるので、ちょっとクドかったです。内輪揉めが公衆の面前で行われるのも緊張感をそぎます。後ろのギャラリーがいるおかげで、深刻な対立が起こっているのにどこか気の抜けた雰囲気になってしまっていますね。


前半のテンポの悪さとは対照的に、後半は全く退屈しませんでした。
4人が各々の能力を駆使して危機に立ち向かっていく場面は、とてもわくわくしました。1人だと倒されてしまうけど、4人が力を合わせればドゥームを倒せるという演出になっていてよかったです。欲を言えば、能力を使いこなすまでの過程も描いてくれれば最高だったのですが(最初は能力を使いこなせていませんでしたからね)、そんなことはどうでもいいよ!と思えるくらい、ラストのドゥーム戦はテンションがあがりました。
このドゥーム戦は、ジョニーとベンの対立が解消していく過程としても演出が上手だったと思います。宇宙線をもう一度浴びたベンに対して、ジョニーが「リバウンドか?」とお決まりの憎まれ口をたたいた後、「お帰り」と言うところはよかったですね。いつもからかうような言動をしていたジョニーが、実のところありのままのベンを認めていたことをしっかりと表現できていました。また、ベンの方もジョニーが能力を使っているところで、「もっと焦がせ」とジョニーを認める言葉がありましたね。


その他の点は箇条書きで。
・ジョニーかわいかったですね。みんな深刻になってるなか、1人お気楽に能力を楽しんでいてよかったです。年少ヒーローのキュートさがよく出ていたと思います。キャプテン・アメリカと同じ人が演じてることにラスト付近まで気づきませんでしたw
・スーザンが残酷で泣きました。自己主張するタイプじゃないリードに「頼れる男になって欲しかった。しかもそれに自分で気づいて欲しかった。」ってそりゃないぜ。・゚・(ノД`)・゚・。
・スーザンは「ビクターとはなにもない」って言ってましたけど、それってビクターはいろいろすっ飛ばしてスーザンにプロポーズしようとしてたってことですかね?思いきりすぎですね。
・ジェシカ・アルバは下着姿よりピッタピタのスーツの方がエロかった。


前半は確かにダレましたが、後半が楽しかったので、全体的には好印象です。また、ジェシカ・アルバのサービスショットが満載なので、ジェシカ・アルバファンは必見ですね。
kaikoさん、おすすめしていただきありがとうございました!


キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー感想(ネタバレ)

captain america

原題:Captain America: The First Avenger
製作年/国:2011/アメリカ
上映時間:124分
監督:ジョー・ジョンストン
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル
キャスト:クリス・エバンス、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィービング

あらすじ
第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になる。強じんな肉体と破壊不可能なシールドを武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変ったスティーブは、レッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑む…(映画.comより)


72点

アベンジャーズ観たときから気づいてたけど……キャップまじいい子!

キャプテン・アメリカは、第二次世界大戦時にアメリカで生まれた戦意高揚キャラなのですが、そのキャラクターの出自を上手にストーリーに組み込みながら、現代の私たちにも飲み込みやすいキャラクターにしてくれていました。

キャプテン・アメリカ=スティーブは、超人血清によってスーパーソルジャーとなったヒーローです。
しかし、本作で焦点が当てられているのは、超人的な身体能力というよりむしろ彼の精神的な面でした。これは正解だったと思います。スティーブの高潔な精神に重点を置いて描くことで、「完璧な兵士ではなくても、善良な心を持ち続ける」というアースキン博士との約束にも重みが出ますし(アースキン博士か最期にスティーブの胸を指さして約束を確認するシーンはよかったですよね)、盾という守るための武器で戦うキャプテン・アメリカのキャラクターにも厚みが出ていました。
スーパーソルジャーとなった後も、もやしっ子の心を忘れないところも、彼のキャラクターとして一貫していてよかったです。これがあることで、親友のバッキーが「俺がついていくのは、弱いくせに逃げないもやし野郎だけだ」というシーンや、ラストにペギーが見たファイルの中の写真がもやしっ子だった時のものだったシーンがしっかり生きていました。


キャップのキャラクターがよかったのはもちろんですが、この映画の素晴らしいところは、脇を固める俳優たちの名演技です!!

まず、フィリップス大佐を演じるトミー・リー・ジョーンズですね。この映画のベスト・アクターと言っても過言ではないと思います。
初めは、スティーブを戦士として認めていなかったのが、手榴弾の件で彼の素質を認めるようになり(ここのちょっとしたツンデレ演技がまたいい)、超人になったスティーブがマスコットキャラになり下がると素直に軽蔑し、仲間を助けると素直に認める、というフィリップスの心情の動きを見事に表現していました。ラストの「俺はキスしないぞ」もよかったですw
そして、特に素晴らしかったのは、ゾラ博士に食事を持ってきて尋問をするシーンです。ゾラが手をつけようとしない食事を食べながら、ゾラの方に絶えず注意を払い、ゆっくりゾラを追い詰めるという、経験豊富な士官のオーラを見事に醸し出していました。

トニー・スタークの父、ハワード・スタークを演じるドミニク・クーパーの演技もよかったです。なんか最近見た顔だなーと思ったら、「リンカーン/秘密の書」でヘンリーを演じていた人でした。
トニー・スタークの父だという設定に、説得力をしっかり持たせるような演技だったと思います。トニー・スタークの雰囲気を持ちながら、もう少しマイルドないい奴感が出ていました。ペギーがスティーブの新しい盾にいきなり銃をぶっぱなした後、スティーブと2人であっけにとられた表情をするところが好きです。


ただ、少し残念だった点が2つあります。

まず、敵のレッドスカルがラスボスとしてはちょっと弱かったことです。見た目のインパクトの割に、そこまで強くはなかった気がします。
未完成の血清を使っているから、スティーブより弱いというのは仕方ない気もしますが、とにかくレッドスカルは戦わない!そのため、見た目がアレなだけで、本当に超人なのかどうかも、スティーブの盾を殴るシーン以外ではよくわかりません。とにかく描きこみ不足という感じがしました。
最後は自滅してしまうというのも、盛り上がりに欠けました。ラストまで引っぱっておいて、結局自滅というのでは、本当にレッドスカルが弱いだけに見えてしまうし、完全に拍子抜けです。そこはキャップに倒してほしかったですね。

また、超人血清の副作用である「いい人はよりいい人に、悪い人はより悪い人に」という点も、少し弱かったです。
スティーブは高潔な精神を持っているために被検体に選ばれたという経緯がありますので、超人化した後も性格に変化がなくてもいいと思います。しかし、レッドスカルも、初めから悪人で血清を打った後も悪人というのでは、副作用の件が弱くなってしまいます。
レッドスカルは、初めは極悪人ではなかったけれど、弱い心のために血清の副作用で極悪人になってしまったという設定にすれば、副作用の設定も生きたし、スティーブが被検体として選ばれた理由や彼の高潔さを裏から基礎づけることができたと思います。


その他の点について
・アースキン博士がシュミットについて話すシーンで、シュミットが増殖してるのはマトリックス意識ですか?
・107部隊を救出するためにヒドラの基地に乗り込むシーン、地味な服装でコソコソやってるのに、盾の自己主張の激しさ。
・スティーブが「フォンデュ」を性的なものと勘違いするシーンは最高でした。スティーブまじかわいい。そりゃスターク父がそんなこと言ったら誤解しちゃうよね。
・スターク父とスティーブの仲良しシーンはほっこりしました。70年後には息子と共闘することになるんですよね。感慨深し。
・ペギーとの最後の会話は泣けますね。デートの約束をするところは最高に切なかったです。・゚・(ノД`)・゚・。


ええ、どんなに不満な点があろうとも、キャップがまじいい子でかわいいので帳消しです。
ヒーローの内面にぐっと迫った良作だと思います。ラブストーリーとしてもよくできた作品ですよ。おすすめです。


マイティ・ソー感想(ネタバレ)

thor

原題:Thor
製作年/国:2011/アメリカ
上映時間:115分
監督:ケネス・ブラナー
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル
キャスト:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、トム・ヒドルストン、ジェイミー・アレクサンダー

あらすじ
神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかし、強すぎるあまり、その傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。そして、王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていくソー。一方アスガルドでは、ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、父オーディンの身に危機が迫る。さらにロキは、力を失ったソーにも最強の刺客を送り込もうとしていた…(allcinemaより)


75点

negyu1220さんにおすすめしていただいた作品です。

全く関係ない話ですが…
私はよく、冒頭の作品の情報を映画.comから引用しているのですが、本作の映画.comのあらすじが噴飯ものでした。

神々の王の息子ソーは、ごう慢な性格をとがめられ、謙虚さを学ぶために人間界へ送り込まれる。医師ドナルドとして人間界で暮らしていたソーは、ある事件をきっかけに記憶を取り戻し、魔法のハンマー「ムジョルニア」でソーに変身。ヒーローとして人類の敵と戦う。(映画.comより)

それ原作のあらすじーー!!

本作では、ソーがドナルドとして転生して…というくだりは大幅に改変されていました。ソーはソーのまま地球に追放されて、スーパーパワーを奪われるだけです。
神様のまま地球に来るので、原作にはなかったであろうカルチャーギャップコメディ要素が入っていておもしろかったです。神様が2回も車にひかれるわ、ペットショップで馬をねだるわ、カップを豪快に割るわでよかったです。

ただ、スーパーパワーを奪われても普通に強かったです。筋肉やべぇ。
そのため、スーパーパワーを奪われたというのがあまり説得力がなくなってしまった気がします。単にムジョルニアが使えなくなっただけに見えてしまいました。地球に追放されて本当に弱くなってしまい、高貴な精神を手に入れて初めて、ムジョルニアと力を取り戻すという筋書きにした方が、神様としての力を取り戻すシーンも盛り上がってよかったと思います。

でも、ソーがムジョルニアを取り戻そうとしてクレーターの場所に行き、捜査官をばったばったなぎ倒していくシーンは好きなんですよね。筋肉やべぇ。
さすがエクスペンダブルズ部新入部員の兄です。
リアム
血がつながってる方の弟。

エクスペンダブルズ2の感想でも書きましたが、目元(特に下まつ毛具合)がそっくりなんですよね。
リアム
やだ、そっくり。

ソー、ロキ兄弟を演じる役者がよかったです。

ソーを演じるクリス・ヘムズワースが、王子様っぽくて素敵でした。なんかキラキラしていました。あんなイケメン王子に手にちゅーされたらそりゃ惚れるわ。
でも同時におちゃめなところも表現できていてよかったです。「笑ってー」とカメラを向けられると、超笑顔になるシーンが私は好きです(*´∀`)

ロキを演じるトム・ヒドルストンは、絶妙でしたね!ロキのこずるい感じが表情に滲み出てました(素顔はとてもハンサムな方ですよ!)。それでいて、にかっと笑うと超かわいいんですよね。ここはソーの弟だなぁと思えてよかったです。

地球とは違う世界、アスガルドとヨトゥンヘイムの描き方もよかったです。
アスガルドは、地球ともヨトゥンヘイムとも違う、明るく美しい世界でした。古代ローマ、ギリシアを思わせるような建築物、それにぴったりとはまる素敵な服装と幻想的な世界を創り出していました。
他方、ヨトゥンヘイムは対照的に暗く寒々しい世界でした。むき出しの岩や氷、雪で覆われた大地と、生き物の気配がしない場所で、不吉な雰囲気が出ていてよかったです。

本作では、シールドが前面に出ていましたね。
コールソン君いやなやつになっとるーー!ホークアイさんもスナイパーとして出ていました。

全体を通して、シリアスパートとギャグパートが程よいバランスでストレスなく観ることができました。(ムニョムニョは笑いました)
他のマーベル作品への目配せもあったりして、とても楽しかったですよ。
negyu1220さん、おすすめしていただきありがとうございました!


アイアンマン感想(ネタバレ)

iron man

原題:Iron Man
製作年/国:2008/アメリカ
上映時間:125分
監督:ジョン・ファブロー
脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロウ、ショーン・トーブ

あらすじ
巨大軍事企業の社長トニー・スタークはアフガニスタンでテロ組織に捕われ、新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する…(映画.comより)


90点

私の超好みの映画です!クールな作業場で、かっこいいアーマーを作り、美人の秘書と恋をして、悪党と戦い、最後は大爆発。王道ですね。

まず、主人公のトニー・スターク=アイアンマンのキャラクターの描き方がよかったです。非常に魅力的なキャラクターになっていました。
トニー・スタークは、ラスト付近で自分で言うように、ヒーローという柄ではありません。もとは軍事産業で財をなした人物であり、傲慢でいけ好かない男です。軍事産業をやめた後も、基本的に傲慢で目立ちたがりというところは変わりません。しかし、同時に非常に愉快でチャーミングな男であり、人を惹きつける力があるのだということを上手に描いていました。
また、スタークがヒーローなるまでの過程もよかったです。冒頭で描かれたスタークという男が、キャラクターとして一貫性を持ちながらヒーローとして立ちあがるまでを丁寧に描いていたと思います。「たくさんの過ちを犯した」という彼が、それをなんとか正そうとする過程と、アイアンマンスーツを作る過程が重なっていて、スタークのヒーローになるまでの描写としてとても効果的でした。ラストの「私がアイアンマンだ」とばらしちゃうシーンも、スタークの目立ちたがり、派手好きなキャラクターがブレていなくて好きです。バットマンはあんなに正体を隠してたのにねw ちなみに、この映画を貫くバットマン(特にノーラン版)とは対照的な楽観的ノリも私は好きだったりします。観ていて楽しいですよね。(ノーラン版バットマンが嫌いというわけじゃないですよ)

スタークをとりまくキャラクターの描写もよかったです。私は特にローズとポッツが好きです。

ローズは、真面目で平凡で友達思いのいいやつで、金持ちで女好きで天才のスタークと対照的ないいキャラクターになっていました。スタークをいけ好かないやつだと思いながら、スタークのことが好きというのが伝わってきてよかったです。ローズが自由すぎるスタークに文句を言いながら、一緒に酒を飲んで愚痴をこぼすシーンはよかったです。スタークはローズの愚痴を聞くフリをしながら、適当にいなしているんですよね。この2人が仲良しなことを表現できていました。テロリストに捕まったスタークとローズが再開するシーンもよかったです。ローズはこのデタラメな男のことが大事だということがしっかり伝わってきました。

ポッツの描き方もよかったです。スタークとポッツが時に憎まれ口をたたきながらも、互いに大事にしあっていることがよく描けていました。ポッツが、「死なれたら失業しちゃうから困る」みたいなことを言いながら、怪我をしたり危険なことをしているスタークを見ると、本気で心配するのがいいですね。特に、スタークのアーク・リアクターを交換するシーンが私は好きです。スタークがポッツにアーク・リアクターの交換を頼むのですが、ポッツはスタークがやっちゃだめだと言ったことをことごとくやってしまうんですね。それでもスタークはポッツを信頼し、励ましながら、リアクターの交換をしてもらいます。そして終わった後、2人は笑いながら、「もう私にこんなこと頼まないで」「君以外には頼めない」という会話をするんです。スタークとポッツが互いに信頼していることが一番よく表れているシーンでした。


そして、何といってもガジェットが非常に魅力的でした。

まず、アイアンマンスーツが魅力的でしたね。様々な創意工夫を重ね、テストをしながらアイアンマンを作っていく過程はのめりこんでしまいました。初めての飛行のシーンは最高にわくわくしました!ホットロッド調のカラーリングも好きです。
ただ、スタークが作ったスーツにオバディアの作ったスーツは勝てないというシーンがせっかく出てきたのだから、その後に爆発で決着をつけるよりは、爆発を先に起こして、スタークの作ったスーツが勝つという方を決着に持ってきた方がよかったです。アイアンマンスーツを作る過程での試行錯誤を上手く生かしたシーンだったので、ちょっともったいなかったと思います。

また、スタークの作業場もかっこよかったです。特に、アイアンマンの設計図を3Dで表示して、手であれこれいじったり回したりできる装置はめちゃくちゃかっこよかったです!人工知能ジャーヴィス、不器用なアームもかわいかったですね。ジャーヴィスは私の家にも来てほしいです(*´∀`)


全体的にからっとした楽しいテンションの作品でした。この金持ちの傲慢なおっさんヒーロー、私は大好きです!


X-MEN:ファースト・ジェネレーション感想(ネタバレ)

x-men:first class

原題:X-Men: First Class
製作年/国:2011/アメリカ
上映時間:131分
監督:マシュー・ボーン
製作:ローレン・シュラー・ドナー、サイモン・キンバーグ、グレゴリー・グッドマン、ブライアン・シンガー
キャスト:ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ケビン・ベーコン、ローズ・バーン、ジャニュアリー・ジョーンズ他

あらすじ
テレパシー能力をもつチャールズと、あらゆる金属を操ることができるエリックは、同じミュータントとして親友になる。しかし2人は、CIAから依頼された、邪悪なミュータント軍団が仕組んだ人類滅亡計画を阻止する戦いに参加したことから、次第に友情が崩壊していく…(映画.comより)


85点

kaikoさんにおすすめしていただいた作品です。
MARVELの人気コミックを映画化した「X-MEN」シリーズの前日譚です。

私は「X-MEN」シリーズを1本も観ていないのですが、全く問題なく楽しめました。「X-MEN」は観たいけど、最初から観るのはだるいなー、できれば一番新しいのが観たいなーという人は、ぜひ観てください。あと腐った女子の皆様は必見です。

まず、ともすればわかりにくくなってしまいかねない話を、整理された形でテンポよく進行させていく手際の良さは見事でした。私は、映画は90分くらいがいいと思っているのですが、131分全く退屈しなかったし、ストレスも感じませんでした。

映像による説明も上手でした。冒頭のちびエリックとセバスチャンが話しているシーンで、「ナチスは望んだ結果を出す方法を知っている」という禍々しいセリフの後にアングルが変わり、これまで映っていなかった部屋の部分が見えます。それまでは、普通の部屋で話しているように見えたのですが、見えていなかった部分には手術室的なものがあるのです。これによって、セバスチャンがとんでもない人でなし野郎だということをしっかり説明していました。また、ロシアの検問所をチャールズの能力で乗り切るシーンもよかったですね。荷台の中からは見えているのに、荷台の外からは見えていないということが、混乱なく表現できていました。
キューバ危機のニュース映像や新聞記事のコラージュ的なシーンやそこからの特訓シーンは、スピード感やかっこよさがあって好きです。画面を分割したり、そこから次のシーンに移っていくやり方は、ガイ・リッチー作品のプロデューサーをやっていたマシュー・ボーンらしいところと言うべきでしょうか。

また、主要登場人物がわんさかいるのに、しっかりとそれぞれのキャラクターを描いているのが素晴らしかったです。
特に、チャールズとエリックが仲間を集めてからセバスチャンがCIAの研究所を襲撃するまでのキャラクターの描き方は秀逸です。ここはわずか10分程しかないのですが(しかも他のシーンも同時に進行している)、最低限その間に敵側に寝返るエンジェルと死んでしまうダーウィンのキャラクターだけは描ききらなくてはいけません。このすごく難しい課題をきっちりとこなしてしまうのには感心してしまいました。
しかも、キャラクターの描き方も自然で、全く説明的ではありません。ちょっとした視線や言動で表現してしまいます。例えば、エンジェルの敵側への寝返りの布石を、エンジェルが馬鹿にされたことに対して他の人よりも激しい嫌悪を示すことで打っていたり、ダーウィンが人を思いやる気持ちにあふれた奴だということを、研究所の襲撃が始まった時に仲間をかばう姿勢をとることで説明したりしています。見事の一言です。ダーウィンの最期は、壮絶でしたね(マルドゥック・ヴェロシティのハザウェイを連想しました)

そして、何といってもキャラクターが魅力的です。
私のお気に入りはハボックです(*´∀`)
ハボック
きゃあ、素敵!結構かわいい感じなのに声が低いのも◎ですね!!

チャールズの妹分ミスティークは、思春期女子の感じが出ていてよかったですね。
ミスティーク
あ、あれ……ナヴィ族の方ですか?

AVTR-01S.jpg
ナヴィ族参考資料。ナヴィ族は「アバター」の青い人たちのことですよ。青い肌に黄色い眼はお約束なんですかね?
あ、でも最後は裸族になっていたから、どっちかというとこの人かも知れませんね。
ドクターマンハッタン
ウォッチメンよりDr.マンハッタン。青くて裸族の大御所です。

でも、何といっても一番素敵だったのはチャールズ&エリックですよね!エリックの「俺の何を知っている」に対するチャールズの返答「全てを」は、プロポーズだと思います。
この2人が画面にいるだけで、いい雰囲気が漂います。2人で仲間を見つけに行ったり、2人でチェスをしたり、エリックがソ連将校の家に特攻かけるとチャールズが「放っておけない」とか言って助けに行ったり、チャールズが飛行機から落ちそうになるとエリックが覆いかぶさって助けたり、とにかくイチャつき過ぎですっ!また2人の身長差がいいんですよね。チャールズを演じるジェームズ・マカヴォイが170cm、エリックを演じるマイケル・ファスベンダーが183cm、2人の身長差は13cmです。理想的です。
そして最高のシーンは、エリックの思い出にチャールズが触れるシーンですね。このシーンのポイントは、エリックよりも先にチャールズが涙目になるところです。その後、レーダーを動かすのに成功して笑い合うシーンも含めて、最高としか言いようがありません。ナイスブロマンス!!
ラストも素晴らしかったです。ヘルメットをかぶってしまって、もう声の届かないエリックに向けて必死に叫ぶチャールズ、弾が当たって崩れ落ちるチャールズに間髪いれず駆け寄るエリックなど、素晴らしいシーンの連続でした。エリックの「味方でいてくれ」というセリフもよかったですし、チャールズがそれに対して断るときも「友よ」と呼びかけているのには、泣きかけました。・゚・(ノД`)・゚・。

キャラクターよし、ストーリーよしと、隙のない作品でした。原作のファンの人も納得の出来なのではないでしょうか。


この作品をおすすめしてくださったkaikoさんに感謝です。
kaikoさんは、「Necotopia」というブログを運営していらっしゃいます。アメコミについてのブログなので、アメコミやアメコミ映画に興味のある人は要チェックですよ!かわいいイラストがたくさんあって、とても楽しいブログです(*´∀`)
Necotopia←ここからkaikoさんのブログにとべます


アメコミヒーロー映画祭第一弾開催のお知らせ

明日11月15日より、「アメイジング・スパイダーマン」DVD発売記念、アメコミヒーロー映画祭第一弾を開催します!

本当は「ダークナイト・ライジング」や「アベンジャーズ」もレンタル開始になってからやろうと思っていた企画です。しかし、本日「アメイジング・スパイダーマン」DVD発売と聞いて、「ああん、もう待てないヽ(`Д´)ノ」状態になり、急遽第一弾の開催を決定しました。

1週間、アメコミヒーロー映画のみをレビューしていく予定です。現時点でのレビュー予定作品は、「アメイジング・スパイダーマン」「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」です。

思いつきで開催しているので、まだほとんどレビュー作品が決まっていません。また、第一弾となっているところからもわかる通り、第二弾も「ダークナイト・ライジング」などのDVD発売に合わせて開催予定ですが、こちらも全くレビュー作品が決まっていません。おすすめや、これは押さえておくべきというような作品がありましたら、ぜひコメントで教えてください!


エレファント・マン感想(ネタバレ)

エレファント・マン

原題:The Elephant Man
製作年/国:1980/アメリカ・イギリス合作
上映時間:124分
監督:デビッド・リンチ
製作総指揮:スチュアート・コーンフェルド、メル・ブルックス
製作:ジョナサン・サンガー
原作:アシュリー・モンダギュー
キャスト:ジョン・ハート、アン・バンクロフト、マイケル・エルフィック、フレデリック・トレベス、ジョン・スタンディング、ウェンディ・ヒラー、アンソニー・ホプキンス他

あらすじ
見世物小屋で“エレファント・マン”として暮らしていた青年ジョンの元に、ある日外科医のトリーブスという男が現れる。ジョンの特異な容姿に興味を持ったトリーブスは、彼を研究材料にするため、自分が勤める病院に連れ帰ることに。こうしてジョンとトリーブスの交流が始まるが……(映画.comより)


77点

※今日の感想はかなり混乱しています。ご了承ください。

まあかーちゃんさんにおすすめしていただいた作品です。
デビット・リンチの長編監督2作目、当時新人監督であったデビット・リンチを一躍有名にした作品です。

私は、デビット・リンチ監督作品を観たことがありません。私のデビット・リンチの思い出は、深夜のラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」にあった、「デビット・リンチ占い」のコーナーくらいのものです。おかげで、私の中でのデビット・リンチは、「よくわからない電波系前衛映画をとる人」というイメージになっていました。インタビューを読んだ感じもなかなかエキセントリックな人っぽいですしね。


この作品は、生まれつきの奇形により「エレファント・マン」と呼ばれたジョン・メリックという青年をめぐる物語です。まぁ観たら何がしかの感想を言わずにはいられないというタイプの作品なようで、ネット上でもあらゆる感想が書かれていました。
曰く「ジョンをいじめる人がひどい。ジョンがかわいそう。最後はジョンが幸せになれてよかった。」、曰く「ジョンがかわいそうとか言うやつは、結局ジョンを見下している。この作品自体ジョンを見下すような構造になっている。」、曰く「人間の美しさを描いた作品だ。」、曰く「いや、人間の醜さを描いた作品だ。」などなど。議論百出なわけです。


しかし、私はこの作品のテーマになっているのは、もっと別のところにあると思います。この作品のテーマは、「自分の外部に対してどう折り合いをつけるのか」というところにあるのではないでしょうか。そして、その「外部性」をジョン・メリックに集約しているのだと思います。
私たちは、自分以外のものは外部として捉えるしかなく、その外部とどうにか折り合いをつけることを強要されています。この作品では、登場人物たちがそれぞれがそれぞれのやり方でメリックとの折り合いをつけていました。トリーブスは偽善性を認めつつメリックを保護することで。院長はメリックの知性と向き合うことで。婦長はメリックの世話をすることで。ケンドール夫人はメリックの内面にロミオを見ることで。バイツはメリックを完全に異質なものとみなすことで。
そして、この作品は私たちがメリックとどう折り合いをつけるかという物語でもあるのです。物語の前半、メリックは姿を見せません。事情を知らない看護師が食事を運ぶシーンで、私たちは看護師とともに初めてメリックの姿を見ます。そこから、私たちもまた何らかの形でメリックと折り合いをつけることを強要されるのです。

さらに重要なことは、「自分の外部とどう折り合いをつけるのか」という問題は「自分自身という外部とどう折り合いをつけるのか」という問題にも通じるということです。この作品は、自分自身も自分の外部になりうるということを描いてもいるのです。
メリックは、鏡に映った自分の姿を見て、悲鳴をあげます。このことは、外部性がメリックに集約されていることの証左にもなっています。つまり、自分の身体でさえ自分の外部になりうることを、メリックの外部性という属性によって説明しているのです。
私たちは自分自身、あるいは自分の身体とも折り合いをつけなくてはなりません。生きられる身体は私たちの感情の力学に統御され、私たちは物質としての身体に制約されながら、私たちと私たちの身体はたがいに交錯します。
メリックは、自分の姿に叫び声をあげ、ままならない身体にもがきながら、必死に自分自身との折り合いをつけようとしていました。メリックが自分自身とどのように折り合いをつけたかは、最後のシーンによく表れています。
メリックは、普通の人と同じ姿勢で眠りにつきます。そうすることはメリックにとって窒息死を意味します。それでもメリックは普通の人と同じように眠ることをずっと望んでいて、それを果たすのです。メリックは、ままならない身体からの脱出という形で、自分自身との折り合いを付けたのだと思います。


ヒューマンもの、というくくりでは捉えられないようなパワーを感じました。まぁデビット・リンチのことだから、「フリークを撮りたかった」という台無しな理由で撮ったのかもしれませんけどねw


この映画をおすすめしてくださったまあかーちゃんさんに感謝です。
まあかーちゃんさんは「中学生弁当日記」というブログを運営していらっしゃいます。中学生の娘さんのために作っていらっしゃるお弁当の写真がたくさんあります。猫の桃太郎師匠の写真もあったりするので、猫好きのみなさんも必見ですよ!
中学生弁当日記←ここからまあかーちゃんさんのブログにとべます


シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語感想(ネタバレ)

シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語

原題:CIRQUE DU SOLEIL WORLDS AWAY
製作年/国:2012/アメリカ
上映時間:97分
監督:アンドリュー・アダムソン
製作総指揮:ジェームズ・キャメロン、ジャック・メテ、ケイリー・グラナット、エド・ジョーンズ
製作:マーティン・ボルダック、アーロン・ワーナー
脚本:アンドリュー・アダムソン
撮影:ブレット・ターンブル
音楽:ベノア・ジュトラス
出演:エリカ・リンツ、イゴール・ザリポフ

あらすじ
ある夜のこと。ミアは小さなサーカス団のテントを訪れる。薄暗いテントの中で彼女は空中ブランコに乗っている青年に惹かれるが、突然、彼はどこかへと姿を消してしまう。そしてミアもまた彼を追って異世界へと誘われ、ピエロに導かれながら不思議な旅に出る…(ぴあ映画生活より)


47点

少し3D映画の思い出でも。

私が劇場で3Dの映画を観たのは、「シャークボーイ&マグマガール 3-D」という作品が最初でした。マックスという少年が、想像上の友達であるシャークボーイとマグマガールに連れられて、彼らの住むよだれ惑星を救いに行くという、まぁ愚にもつかない作品です。赤と青のフィルムが張られている紙の3Dメガネで、「3Dメガネをかけて!」という誘導があったシーンのみ3Dメガネをかけるというスタイルでした。

それからたった3年後、ジェームズ・キャメロンが「アバター」を監督し、彼の世界に観客を連れて行ったのでした。「観るのではない。そこにいるのだ。」というキャッチコピーの通り、臨場感あふれる映像世界に驚愕した記憶があります。
「アバター」の3D映像を観て、3Dに対する見方がかなり変わりましたよね。それまでは、それこそ「シャークボーイ&マグマガール」のような飛び出すタイプの3Dだったのですが、奥行き表現による臨場感重視の3Dになりました。(私は飛び出す絵本的な3Dも楽しくて好きですけどね)

さて、本作も3D作品なのですが、私はIMAX3D版を観てきました。3D効果は見事の一言です。あたかも本当にそこにいるかのような臨場感、実在感を味わうことができました。映画の中の床がこちらにつながっている感じがするほどでした。
この映画には興味あるけどDVDで観ればいいや、と思っている人は、ぜひとも劇場で観てください。むしろDVDで観る意義はあまりないと思います。できればIMAX3Dで観るのがおすすめです。


ただ、この作品は、普通のストーリーを楽しむような劇映画とは全く違っています。
言うなれば、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の超豪華版ライブ映像という感じです。ストーリーはほとんどないと言ってもいいような、振りきった映像作品です。

「シルク・ドゥ・ソレイユ」のラスベガスの常設ショー「O」「KA」「LOVE」などを中心に構成されているそうです。人間とは思えないほどの強く、しなやかな肉体を駆使したパフォーマンスを観ることができます。人間離れしたパフォーマンスは素直に感動できます。
また、サーカスであるということを前提としているので、舞台装置は舞台装置として隠していません。この辺のバランスは普通の映画とは完全に違っていますよね。
この映画独特のバランス感覚は、ラストにもよく出ています。一応、現実世界のサーカスから、夢世界のサーカスに行くというストーリーなのですが、最後は現実世界に戻ったりしないんです。最後は夢世界のサーカスが幕引きとなって終わりなんですね。あまつさえ、画面内にサーカスの観客と思われる人影も映るんです。これは、はじめの現実世界のシーンからサーカスの一部であったということを示しています。ストーリーを一応提示しておきながら、最後はメタフィクション的なラストに着地するというこのバランスは本当に独特だと思いました。

パフォーマンス自体はとてもおもしろく、迫力もあったのですが、映画との親和性はあまりない気がします。
サーカスは会場の雰囲気と相まって盛り上がると思うのですが、映画だとテンションを持続するのが難しいのではないでしょうか。正直後半は結構眠くなってしまいました。
ただ、このサーカスを映像化するなら3D映画の形をとらざるを得ないというのもわからないではないのです。シルク・ドゥ・ソレイユはDVDも出ているようなのですが、DVDではあれほどのパフォーマンスの迫力を感じることができないと思います。実際にサーカスを見たことのある人がこの映画をどう観るのか興味深いところです。本物と比べて物足りないとみるのでしょうか。シルク・ドゥ・ソレイユの迫力が表現できているとみるのでしょうか。


ちょっと不満だった点が2つあります。

まず、パンフレットがなかったことです。
この映画を観る人の中には、私のようにシルク・ドゥ・ソレイユを全く知らない人もいるわけで、その辺の解説が入ったパンフレットがあるとうれしかったです。映像が綺麗なので、ビジュアルブック的なものでもいいので欲しかったですね。

次に、ミアと空中ブランコの青年が再開したシーンです。
美しくはあるのですが、広い舞台の中に2人だけなので、その前のシーンと比してあまり盛り上がらなかったと思います。また、このシーンは2人しかいないのに引きの画が多く入っている上、その引きの画のアングルが全く同じなんですね。ちょっとがっかりでした。


不満な点もありますし、つけた点数も低いですが、私はこの映画は嫌いではありません。
3D映画のいいところをきっちりと見せつけてくれました。3D映画の技術によって、新しいタイプの映画がこれからもできると楽しいですね。


「リンカーン/秘密の書」を観てきたときの備忘録的な話

土曜日の午前に「リンカーン/秘密の書」を観てきたのですが、そのときの備忘録的な話でも。

まず、パンフレットについて。パンフレット買いました。お値段600円。
リンカーンパンフ
こんな感じです。
内容は、ほぼキャスト、スタッフのインタビューです。他のコラムなどはほとんどなく、ページ数も少ないです。日本ではあまり知られていないようなリンカーンのエピソードや南北戦争まわりの歴史が書いてあった方がよかったと思います。プロダクションノートは結構面白かったです。
このパンフレットについても感想と一緒に書きたかったのですが、パンフレットが入った袋をバイト先に忘れてきてしまったのでした。・゚・(ノ∀`)・゚・。ナンテコッタイ


次、前売り券について。パンフレットと一緒に、「ホビット 思いがけない冒険」の前売り券を買いました。お値段1300円。
ホビット前売り
こんな感じ。12月14日公開みたいですね。楽しみすぎます!!
ちなみに、予告編でガラドリエルがガンダルフを「ミスランディア」と呼んでいるのに、字幕が「ガンダルフ」になっていたのにはちょっとがっかりしてしまいました。


予告編で気になった作品について。
スピルバーグの「リンカーン」をこの作品の予告にもってくるとは、という感じですね。こちらは、リンカーンをダニエル・デイ=ルイス、メアリー・トッドをサリー・フィールドが演じるみたいです。トミー・リー・ジョーンズ、私の愛するジョセフ・ゴードン=レヴィットも出演するという話も聞いているので、楽しみです。日本公開は来年の4月になるようです。
「人生の特等席」「007 スカイフォール」は予告編を観すぎて、もう鑑賞した気になってしまっていますが、まだ公開もされてないんですよね。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は例のピアノ以外のバージョンの予告編を初めて観ました。


仮面ライダーが劇場に来ていた件について。
「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ movie大戦アルティメイタム」関連のイベントで、ウィザードとフォーゼが映画館にいました。イベントスペースでちびっこと写真を撮っていましたよ。
ちびっこがいたので自重しましたが、私もウィザード&フォーゼと写真撮りたかったです。スーツ着た20代の女が出ていける雰囲気じゃなかったのが悔やまれるばかりですね。まぁ写真撮ってくれる人もいないわけですが。


土曜日はそんな感じでした。おしまい。


リンカーン/秘密の書感想(ネタバレ)

リンカーン/秘密の書

原題:ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER
製作年/国:2012/アメリカ
上映時間:105分
監督:ティムール・ベクマンベトフ
製作:ティム・バートン
原作:セス・グレアム=スミス
キャスト:ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド他

あらすじ
母親が人々を襲うヴァンパイア集団に殺されたことを知ったエイブラハム・リンカーン(ベンジャミン・ウォーカー)は、リベンジを果たそうとおのを駆使した戦闘術をマスターしていく。やがて、黒人奴隷の売買によって食料となる人間をヴァンパイアたちが確保し、それを悪用して政治家が富を得ている事実を知る。個人の力だけでは彼らに太刀打ちできないと感じたリンカーンは、政治の道へと進んで大統領に。昼は大統領として責務を果たし、夜はハンターとしてヴァンパイアを倒していくが……(シネマトゥデイより)


72点

昼は大統領、夜はハンター…ではなかった。

どちらかというと、「大統領は元ヴァンパイアハンター!?」の方が近いですね。ラノベのタイトルみたいですが。
ヴァンパイアハンターをやっていたのは大統領になる前までで、大統領になってからはハンター業はおやすみしていました。まぁ大変だもんね。(そういう理由ではない)


アメリカの中で最も偉大な指導者の一人として挙げられるエイブラハム・リンカーンが、実はヴァンパイアハンターであったという設定の歴史小説が原作になっています。

私は、こういう歴史小説や俗説が大好きです。
源義経が大陸に渡ってフビライ・ハンになったとか、武田信玄は実は女だったとかいう話は聞いていてわくわくしますよね(信じはしませんけどねw)。数年前にダ・ヴィンチ・コードがブームになった時も、もちろん1晩で読んでしまいました。

このような話は、荒唐無稽であれば荒唐無稽であるほど面白いし、さらに言えば、荒唐無稽である一方で、史実に基づいた説得力ある根拠があると最高に面白いんですよね。

その点でこの映画は成功していると言えます。
リンカーンの大統領としての仕事にはヴァンパイアが絡んでいた、特に南北戦争はヴァンパイアとの戦いであったという荒唐無稽な話なのですが、史実と上手に関連付けられているので、「そういうこともあったのかもしれない」と思わせてしまうようなリアリティーがありました。奴隷制の話や南北戦争で銀食器類が徴収された話などが上手に使われていました。とてもわくわくながら観ることができましたよ(*^ー゚)b


先に気になった点をいくつか。

音楽の使い方がよくないシーンがありました。
まず、舞踏会のシーンでリンカーンとメアリー・トッドが2人で踊るシーンです。BGMがこれまでの舞踏会の音楽から別のものに変わるのですが、つなぎ方が悪いのか、新しくかかる方の音楽が悪いのか、すごく座りが悪いです。そのまま舞踏会の音楽のままでよかったと思います。本当に話に集中出来なくなるくらい座りが悪かったです。
もうひとつ、リンカーンの大統領就任演説のシーンの音楽が大きすぎます。リンカーンの演説が聞こえません。音楽を聞きにきているわけではないので、もう少し音量控えめで大丈夫ですよー。

リンカーンが、復讐のためではなく全人類のために戦うことにしたというところの描写が薄いです。
全人類のために戦うという決意をしたという強い描写が特になく、ともすれば、「母親の仇は討ったから、今度は全人類のために戦うか」という話に見えてしまいかねません。さらに、母親の仇を討った後は、政治家として理念と言論で戦おうとして斧は封印することになりますので、「母親の仇は討ったから、もう身体を張る必要はないな」という話にも見えてしまいます。
はじめは母親の復讐のためにヴァンパイアハンターになったリンカーンが、全人類のための使命に目覚めるという描写をもっと強く出した方がよかったです。例えば、ベタですが、母親の復讐のために斧を振るっていたリンカーンが、ある日人を助けるか、母親の仇を討つかという2択を迫られ、人を助ける方を選ぶ、というエピソードを入れるのはどうでしょうか。自分は生者のためにこそ戦う、というリンカーンの決意をうちだすことができると思います。


とはいえ、素晴らしいシーンもたくさんありましたよ。

ヘンリーがヴァンパイアに襲われたシーンはこの作品で1番美しいシーンでした。
白を基調とした風景で、死者と生者が交錯するシーンにはぴったりだったと思います。美しくもどこか不吉な雰囲気がしっかりと出ていました。また、これはおそらくヘンリーが恋人を見た最後の記憶のシーンであるのですが、恋人の記憶が今なお美しく残っていること、しかしそれは同時に色がすっかり失われた悲しい記憶でもあることが上手に表現できていました。

列車上でのアクションはとてもよかったです!
他のアクションは特にいいと思うところはなかったのですが、余計な編集が少なかったこのシーンはとてもよく仕上がっていました。
信念のための戦いは本当に燃えますよね。敵は多数の化け物、橋も燃えていて、ド派手なシーンになっていました。特に、リンカーンとウィルが一緒に斧を使う仲良しアクションには燃えました。列車の上を2人で走っていくのもよかったです。
またここは、列車が実は銀を運んでいなかったとわかったり、裏切ったと思われたスピードは実は一番危険なスパイをやっていたとわかったりとアクション以外の見せ場もあります。アクションのためのアクションになっていなかったのは上手いですね。スピードさんの最期には心が痛くなりました。・゚・(ノД`)・゚・。


その他は箇条書きでいくつか。
・ベンジャミン・ウォーカーでけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
・スピードさんマジいい人。
・シルクハットは私が考えていたよりもずっと強かった。人が乗っても大丈夫なのね。
・メアリー・トッドが「あなたが思いもよらないほどね」と言い返すところはかわいらしかったです。
・スピードさんも家族としてカウントしてあげてー。
・メアリー・トッドが息子の仇を討つシーンはよかったです。欲を言えばキャットファイトを見せてほしかったのですが、メアリー・トッドはそんな戦えないだろうから仕方ないですね。
・ラストの「いつまでも死なないのはヴァンパイアだけじゃない」は、心に響きました。信念をもって最後まで戦い抜いたリンカーンらしいセリフでしたね。

不満な点はそこそこありましたが、全体として楽しめるところも多かったです。
歴史のトンデモ話が好きな人、ファンタジーが好きな人などは観てみるといいと思います。


ジェイソン・ステイサム祭終了!!

11月1日から開催していたジェイソン・ステイサム祭ですが、本日で一旦中締めとしたいと思います。
付き合ってくださった皆様、作品を紹介してくださったnegyu1220さん、本当にありがとうございました。

さて、しばらくは通常のレビューが中心になりますが、アメイジング・スパイダーマンやダークナイトライジングのレンタル開始に合わせて「ヒーロー映画特集」、12月には「クリスマス映画特集」をやろうと思っています。なにかおすすめがある人は、コメント欄で教えてください。

また、特集以外でも皆様のおすすめ映画を募集しています。好きな映画でなくても構いません。「これはひどいからぜひ観て」というものも大歓迎です。
今のところ、まあかーちゃんさんおすすめの「エレファントマン」を鑑賞予定です。近日感想をアップしたいと思っています。

皆様からのコメント、お待ちしています。よろしくお願いします!


ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ感想(ネタバレ)

LINK

原題:LOCK, STOCK AND TWO SMOKING BARRELS
製作年/国:1998年/英
上映時間:108分
監督:ガイ・リッチー
製作総指揮:スティーヴ・ティッシュ、ピーター・モートン、アンガッド・ポール、スティーブン・マークス、トゥルーディ・スタイラー
製作:マシュー・ヴォーン
脚本:ガイ・リッチー
撮影:ティム・モーリス・ジョーンズ
キャスト:ジェイソン・フレミング、デクスター・フレッチャー、ニック・モーラン、ジェイソン・ステイサム、スティーヴン・マッキントッシュ、ヴィニー・ジョーンズ、スティング他

あらすじ
ロンドンの下町に生きるエディはある日、仲間3人から金を集め、ギャンブルに投資するが惨敗。逆にその元締めに多額の借金を背負ってしまう。返済猶予は一週間。途方に暮れるエディたちだったが、彼らは偶然隣人の強盗計画を耳にする…(allcinemaより)


77点

こちらもnegyu1220さんにおすすめしていただいた作品です。ジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作品であり、ガイ・リッチーの長編監督デビュー作品でもあります。
ジェイソン・ステイサムは、小悪党4人組のうちの1人、盗品売りをしているベーコンの役を演じています。

タイトルの「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」ですが、銃のパーツの名称みたいです。
ロック=発射装置
ストック=銃床
バレル=銃身
で、ロック・ストック・アンド・バレルで「一切合財」「すっかり」という意味らしいです。トゥー・スモーキング・バレルズとなっているのは、話の中心の一つになっている2丁のアンティーク銃を指してるんでしょうね。

長編デビュー作からガイ・リッチーはブレていませんね。がっつりとガイ・リッチー節を見せてくれています。
強盗に成功したベーコンたち4人組が酒盛りをしているシーンは、どこかPVを観ているような感覚があり、あぁガイ・リッチーだなーという感じです。早回し、スローモーション、上下さかさまにしたり、カメラを回したりと、やりたい放題でしたw いいぞ、もっとやれ

作品全体を通して、色調がやや暗めです。これは、同じイギリス映画の「ブリッツ」にも通じるところがありますね。イギリスの街並みにこの色調はぴったりだと思います。
また、この色調と少し荒い画質の相性がいいです。ウェルメイド感あふれる雑貨のような雰囲気を醸し出しています。


話の大筋は「スナッチ」とほぼ同じです。「スナッチ」がダイヤ強盗と裏ボクシングの八百長試合が中心になった話でしたが、こちらは金とマリファナの強奪と2丁のアンティーク銃の強奪が中心の話でした。

しかし、私は「スナッチ」よりもこちらの脚本の方が上手だと思います。というのも、本作は2つの話の結び付きがしっかりとしているからです。
「スナッチ」の方は、ダイヤの件と裏ボクシングの件があまり関係ないんですよね。しかもダイヤの件には主人公もあまり関係がないんです。で、最後に偶然主人公のところにダイヤが転がり込んでくると。全体としてみると、ダイヤの話に主人公の裏ボクシングの話を付け足して、最後ダイヤを主人公のところに持ってくることで辻褄合わせたような印象がしないでもないんです。
それに対して、本作は金とマリファナの強奪の件とアンティーク銃の件がしっかりと結び付いていました。どのグループの話にも2つの件が関係してきましたからね。そのため、話が散漫にならずすっきりとまとまっていたと思います。オチに収束していく過程もわくわくしたし、オチもちゃんと納得できるものになっていました。

キャラクターもよかったですね。
特に子連れ狼のクリス!俳優さんは、「スナッチ」では不死身の暗殺者トニーを演じていたヴィニー・ジョーンズという人です。元サッカー選手らしいですよ。汚い言葉を使うとたしなめたり、上司の前ではとても礼儀正しかったり、割り振られた仕事はきっちりこなしたり、他人の振り見て我が振りを直したりと、あれですね。大人の鏡です。子供を人質にとった男に対する報復も壮絶でよかったです。大人を怒らせちゃ駄目ですね。

ジェイソン・ステイサムファン的にもいいシーンがたくさんありましたよ。
なんといっても私のお気に入りは、4人組が強盗を終えた後に酒盛りをするシーンです。額にカード張り付けてきゃっきゃしてるところは、若いなぁという感じがして愛おしいです(*´∀`) バク宙も披露してくれますよ!
他にも、ピアノの上に寝そべる、酒あびる、闘牛ごっこなどやんちゃの限りを尽くします。で、最後は腕を組んで寝てるんですよ。でっかい子供みたいで非常に可愛らしかったです!!


英国情緒あふれるとてもいい作品でした。粋な演出と小気味のいいテンポで、ぐっと世界観に引き込まれます。
negyu1220さん、おすすめしていただきありがとうございました!


スナッチ感想(ネタバレ)

snatch

原題:SNATCH
製作年/国:2000/米
上映時間:102分
監督:ガイ・リッチー
製作:マシュー・ヴォーン
脚本:ガイ・リッチー
撮影:ティム・モーリス・ジョーンズ
美術:ヒューゴ・ルチック=ワイコフスキー
音楽:ジョン・マーフィ
出演:ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ、ヴィニー・ジョーンズ、デニス・ファリナ、アラン・フォード、ラデ・シェルベッジア、ジェイソン・ステイサム他

あらすじ
ダイヤ強盗犯が、ベルギーで盗んだ荷物をNYまで運ぶ途中にロンドンに潜入。その頃、賭けボクシングでは八百長が仕組まれようとしていた。このふたつの事件をめぐり、ギャングやチンピラたちの思惑がぶつかり合って…(ぴあ映画生活より)


70点

ジェイソン・ステイサム出演作品ということで、negyu1220さんにおすすめしていただいた作品です。テンポの良いクライムもので、とても楽しむことができました。

ジェイソン・ステイサムは、ガイ・リッチーの監督作品で俳優デビューしました。本作は映画出演2作目で、これもガイ・リッチー作品です。まだ演技に慣れてなさそうなところがいいですね!
ちなみに、ポスターやDVDパッケージを見ると、ステイサムはチョイ役なのかなーというような位置にいますが、一応主人公です。当時はステイサムがまだ無名だったので、ポスターなどではブラッド・ピットを前面に出したという経緯があるようです。


さて、本作はガイ・リッチーにとっても初期の作品ということになるのですが、しっかりとガイ・リッチー色が出ていました。
あえての少しわざとらしい演出は、ガイ・リッチーならではですよね。パイキーたちが集まって内輪でごしょごしょと話すシーンや、「London」をアビーと部下たちが繰り返すシーンはちょっとくすっときます。スローモーションやカットバック、カット割りを多用したスタイリッシュな画がたくさん出てくるのも彼らしいと思います。

そんな本作の特徴が一番よく出ているのが、タイトルから続く登場人物の紹介シーンです。この部分だけ観ていても飽きないくらいの完成度ですよ。登場人物の顔と名前が出てくるだけで、いらないといえばいらない部分なのですが、この作品のトーンをよく説明していると思います。

でも、ここに名前が出てくる人物だけでも12人いるんですよね…。これだけの人数がそろって、ガイ・リッチーテンポでぐいぐいストーリーが進んでしまうため、最低限顔の識別ができてないとおいていかれます。
クラス替えをすると、クラスメイトの顔と名前を覚えるのに1学期まるまるかかっていた私には、ちょっとつらかったです。・゚・(ノ∀`)・゚・。 途中あたりまで、特に顔が似ているわけでもないアビーとボリスをごっちゃにしていましたw

ちなみに、
アビー
こっちがアビーで、

ボリス
こっちがボリスです。絵心がないとか言わない。

それでもキャラクターが濃いので、中盤くらいになれば、私の残念な脳漿でも識別できるようになりますよ。
特に、あまり出番がないのですが、ベニチオ・デル・トロ演じるフランキーのちょっと残念キャラは愛おしかったです。ボリスにもらった銃をシャッシャッと構えるところとか、賭けごとの話を聞くとそれで頭がいっぱいになるところとか、バンの荷台にいるときに車にぶつけられてすっ転ぶところとか、とにかく残念なキャラでよかったです。
また、物語のリアリティをぶち壊しかねない不死身キャラを2人も出したのも、おもしろかったです。死体を運ぶシーンは3人がかりでもてこずるという嫌なリアルさがあるのに、キャラクターの設定は意外とフィクション寄りなんですよね。しかも、片方は何発も撃たないと死ななかったのに、もう片方はあっさり一撃死というバランスもおもしろかったですよ。


ただ、こういった群像劇調の作品で、スピード感を前面におしだされると、ついていけない部分が多少なりとも出てきてしまいます。1つのシーンでスピード感を出すのはいいと思います。アビーがアメリカを出て、ダグのオフィスに行く場面やラスト付近の事故が連鎖する場面のカット割りを多用した編集は、面白いし好きです。しかし、あるシーンから別のシーンへ移るのも全く同じスピード感でやってしまうと、混乱が起こってしまいます。もう少し交通整理をしながら話を組み立ててほしかったです。

また、ジェイソン・ステイサム演じるターキッシュがストーリーテラー的な役割をしているのですが、これも少し失敗かなぁという気がします。というのも、ターキッシュはこの話のメインとなるダイヤの話にほとんど絡まないんです。メインの話に絡まないキャラクターをストーリーテラーにすると、結局補足説明ができる部分も限られてしまい、そのキャラクターのストーリーテラーとしての役割も中途半端になってしまいます。


とは言っても、ストーリーはおもしろいし、映像のセンスもよかったです。初期ガイ・リッチーのパワーを感じさせる作品だと思います。


この作品をおすすめしてくれたnegyu1220さんに感謝です。negyu1220さんは、「ゆるりと映画時間」というブログを運営していらっしゃいます。映画のレビューだけでなく、最新映画の情報もあるのでとてもためになりますよ(*^ー゚)b
ゆるりと映画時間 ←ここからnegyu1220さんのブログにとべます


ブリッツ感想(ネタバレ)

ブリッツ

原題:BLITZ
製作年/国:2011/イギリス
上映時間:97分
監督:エリオット・レスター
製作:ブラッド・ワイマン、ドナルド・カシュナー、スティーヴ・チャスマン、ジギー・カマサ
製作総指揮:サミュエル・ハディダ、アルウィン・ハイト・カシュナー、ケン・ブルーウン、ニック・マンジー、ガイ・アヴシャロム
原作:ケン・ブルーウン
脚本:ネイサン・パーカー
出演:ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、エイダン・ギレン、ゾウイ・アシュトン、デヴィッド・モリッシー、マーク・ライランス他

あらすじ
サウスロンドン警察のブラント刑事は、犯罪者への容赦のない暴力がたびたびマスコミで非難の的となっているが、正義感と仲間を思う気持ちは人一倍で、同僚たちとは揺るぎない絆で結ばれていた。そんな中、警官ばかりを狙った狡猾な殺人鬼“ブリッツ”による連続殺人事件が発生、ブラントは新任のナッシュ巡査とコンビを組み捜査に当たる。やがてブリッツの正体が、バリー・ワイスという男であることが判明するが…。(allcinemaより)


70点

ジェイソン・ステイサムinイギリス!
ステイサムはさすがイギリス生まれだけあって、イギリスの街並みにぴったりはまりますね。登場人物たちのイギリス英語も耳に心地よかったです。

作品としては、ありがちなクライム物でした。特に目新しい要素もなかったと思います。
逮捕には至らないものの30分くらいで犯人までたどり着いてしまい、サスペンスとしての盛り上がりもなかったですね。しかもその後は興味が持続するような工夫もなく、むしろ話が散漫になってしまっています。

もう少し脚本を整理できたらよかったと思います。
特に、婦人警官フォールズ周辺の話は全部削るくらいでよかったのではないでしょうか。フォールズは次の被害者になるかもくらいの立ち位置なわけで、不良少年のエピソードなんかはストーリーと一切関わりがないですよね。ストークスとの関係も結局なんの決着もつけないままですし。ブリッツが一度逮捕されてからも、麻薬ネタでフォールズの話をひきずるのですが、必要性が感じられません。
また、ブラントの記憶がブラックアウトするという設定もいらなかったです。実際にブラックアウトするシーンなかったですし、会話でも2回しか出てきていません。なんで入れたのかよくわからない設定でした。ナッシュの私刑告白シーンを出したかったなら、もう少しスマートなやり方があったと思います。

ラストはよかったです。
正当な捜査によってブリッツを捕まえることができなかったという意味では警察の敗北なのですが、ブラントが己の信念と正義に従って私刑を下すのはスカッとしましたね。実際警察がこんなことしたら困るんですが、ブリッツがいい塩梅の小物であることと、ブラントの型破りなキャラ、ナッシュの犯罪を憎む姿勢があいまって、これはアリだなと思えるラストでした。汚職警官ではない警官が、自ら事件を迷宮入りにしてしまうというのはなかなかおもしろい思いました。

キャラクターの描き方もよかったです。
特に、ブリッツことワイスの描き方がよかったと思います。
もうこの男、とにかく小物臭が半端ないんです!テレビのクイズ番組に本気になるところなんて最高。こういう男いますよねーw
また、ブラントに「ブリッツって…なんだそりゃ(*´・v・`)ププ」と言われた後の外での表情はたまらんものがありますね。完全に黒歴史晒されたいじめられっ子の表情ですwこのシーンは、中二病を患っている中学生(ブリッツ)とそれをからかう高校生(ブラント)みたいな構図になっていて、非常に愉快でした。ブラントが「なんだそりゃ」と言った後に立ち去りながら小首をかしげるのも効いてます。「中二のセンスはわからん」と言外に言ってますよね。煽りがうまいです。

ただ、ブラントとナッシュのコンビ感をもう少し描いて欲しかったです。
ブラントはルール無用の荒くれ者、ナッシュはゲイで女性的というように、正反対の存在でありながら、同じように警察官としての情熱をもっているというおいしい設定じゃないですか。もっと「コンビとしての」活躍をたくさん描いて欲しかったですね。

音楽の使い方は非常によかったと思います。
先日感想を書いた「アドレナリン」もそうなのですが、シーンと音楽がうまく結び付いています。音楽は全く詳しくないので偉そうなことは言えませんけどね。本作も「アドレナリン」も、CM監督あがりの人が監督をやっているそうです。キャッチーな音楽の使い方は、CM畑の監督の特徴なのかもしれません。
また、「アドレナリン」つながりで言うと、映像のスタイリッシュさも共通していますよね。本作のオープニングまわりは、なにかPVを観ているような感覚がありました。

今回のジェイソン・ステイサム
・今回は銃を使いません。主な武器は棒的ななにかです。
・全体的にジャイアン。給料もらってるなら酒の1杯くらい自分で金だそうよw
・元運動選手の本気のダッシュ。
・あの制服着てよぉぉぉぉぉぉ!お願いだから!!
・でも黒のパーカーはGJ

全体的に普通という感じの映画でした。暇があるときにぼーっと観るのには最適ですな。


アドレナリン感想(ネタバレ)

アドレナリン

原題:CRANK
製作年/国:2006年/米
上映時間:94分
監督・脚本:マーク・ネベルダイン、ブライアン・テイラー
製作:トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェッシ、リチャード・ライト
キャスト:ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート、ホセ・パブロ・カンティーロ、エフレン・ラミレス、ドワイト・ヨーカム、カルロス・サンツ他(映画.comより)

あらすじ
殺し屋のチェリオスはある日目覚めると、宿敵ヴェローナに毒を注射されていた。1時間で死に至るというその毒は、アドレナリンを出し続ければ作用を止められるという。チェリオスは興奮を求めながら、ヴェローナの行方を追う…


70点

ジェイソン・ステイサムが叫ぶ!ジェイソン・ステイサムが走る!ジェイソン・ステイサムが殴る、飛ぶ、撃つ!!
すなわちジェイソン・ステイサムがやりたい放題!!な映画でした。

全体的にスピード感があって、一瞬たりとも退屈しませんでした。
ジェイソン・ステイサム演じる主人公チェリオスは、ペキン・カクテルという毒(名前がおいしそうですよね)を注射されていて、アドレナリンを出し続けないと死んでしまうという設定。アドレナリンを出し続けるべく、チェリオスはありとあらゆる興奮を求めて走り続けます。
「アドレナリンを出し続けないと死ぬ」というどう考えてもバカすぎる設定(褒め言葉ですよ)を十分に生かしていると思います。真剣に興奮を求める姿に萌えの極致を見出した…!!
DVDのパッケージに、「一人スピード状態」と書いてありましたが、全くその通りですw

エピネフリンを打ち過ぎて病院から弾丸のようにうおぉぉぉぉぉぉぉぉと飛び出すシーン、盗んだ白バイで走り出すシーン(尻見えてるぅぅぅ!!)は超お気に入りです(*´∀`)

漫画のような演出がポップで、はちゃめちゃ感やスピード感の表現に大いに貢献しています。
特に、医師のマイルズとチェリオスの電話での会話のシーンで、マイルズ枠チェリオス枠2つずつとって画面を4分割にしたのが印象的でした。
他にもカットインを入れたり、回想のシーンでは色調を変えたりと、漫画的な演出が光る場面が多々ありました。オーランドのもとでどんぱちやるシーンは、ドカッバキッとまぁ漫画的な音がした後、サザエさんのエンディングみたいに建物がたわんでチェリオスたちが飛び出てくる、というとても愉快な絵面になっていましたね。


こんな具合で始終躁状態だとさすがに疲れてしまいそうですが、そこはきちんとバランスがとれるようになっていたのがいいですね(*`・ω・)b
まず、チェリオスの恋人イヴがいい味出してました。突っ走ってばかりのチェリオスをいい具合にもたつかせるというか、映画全体のトーンに対するいいハズしになっています。特に、チェリオスがイヴのかばんの中身をぶちまけた後のシーンが素晴らしいです。イブは最初、かばんの中身をぶちまけられてちょっと怒ってるんですが、中身をしまっていくうちに「あ、ハンドクリームあったー」と言ってハンドクリームを塗ったり、リップを塗り直したりしている(リップを塗り直している時の顔がまたいい)。で、その後ろではチェリオスとチンピラが殺すか殺されるかの取っ組み合いをしているんですよね。シーン全体としてはチェリオス寄りのトーンなのですが、イヴのおかげでどこかコミカルかつまったりトーンでもあるんです。
また、病院で出会う老人、ドン・キムのTシャツ工場に行く道中で見かける子供のシーンもよかったです。この2人は、チェリオスの少年時代とやがて来る死を暗示しているのだと思います。特に病院の老人は、走り続けている今のチェリオスとの上手な対比になっています。さっきまでかかっていた音楽も消え、静かなシーンになっていました。それでいて、なにかセリフを入れるような野暮なマネをしないのもいいですね。


冒頭のチェリオスの1人称視点がよかったです。
私は、基本的にカメラを揺らして1人称視点を表現する、という手法は好きではありません。大体、自分の視界はあんなに揺れないですよね。確かに動けば視界は揺れますが、脳が揺れを補正するため、カメラが揺れるように見えているわけではないのです。なので、カメラが揺れるのは逆にリアルさがなくなると思います…っていうか正直カメラ酔いするからやめてください。・゚・(ノД`)・゚・。ということを常々考えているわけです。
しかし、本作の冒頭に関してはカメラを揺らしての1人称視点が正解だったと思います。というのは、このときチェリオスは毒を打たれた状態だからです。毒を打たれたことはありませんが、少なくとも二日酔いのときとか、熱が出たときってあんな感じになりますよね。ちょっと動いただけで妙にぐらつく感じです。あの感じを上手く表現できていて、チェリオスの体調と言うか、ステータスが毒状態であることを端的に説明できていたと思います。

細かな演出も凝ってましたよ。
最初のタイトルが出るところとラストにある一昔前のアーケードゲーム風の画面や、場所を示すのにグーグルマップを使う、合成感まるだしの合成などなど。

ラストのオチはちょっと意外でしたね。「あ、そこはあっさり死んじゃうんだ」っていう感じです。結局解毒剤も見つからないですし。
でも、この映画でこのバランスはいいと思います。ジェイソン・ステイサムにしては銃の命中率も悪かったですしねw


今回のジェイソン・ステイサム
・鼻スプレーを切羽詰まった表情でやりまくる。
・病院着で全 力 疾 走
・似ているような似ていないような似顔絵。
・白バイでひゃっほうしていると後ろから見えるお尻。
・やけに白いお尻。
・プーマのジャージ。裾という裾がすぼまっている。
・指鉄砲はおどしにも武器としても有効です。

疾走感あふれるいいおバカ映画でしたよ。おすすめです。
とにかく知りたいのは、あれは本物のジェイソン・ステイサムのお尻なのかということですね。情報求む。


メカニック感想(ネタバレ)

メカニック1

原題:THE MECHANIC
製作年/国:2010/米
上映時間:93分
監督:サイモン・ウェスト
製作総指揮:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、アヴィ・ラーナー、ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン
原作:ルイス・ジョン・カリーノ
脚本:ルイス・ジョン・カリーノ、リチャード・ウェンク
撮影:エリック・シュミット
音楽:マーク・アイシャム
出演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、ドナルド・サザーランド、トニー・ゴールドウィン他(ぴあ映画生活より)

あらすじ
殺し屋アーサーのもとに、友人にして恩師のマッケンナ殺害の命令が下る。葛藤しつつも依頼をやりとげたアーサーは、マッケンナの息子スティーブと再会する。スティーブは、アーサーに暗殺を教えてほしいと弟子入りを志望するが…


75点

やっぱりジェイソン・ステイサムは、寡黙な肉体派職人の役が似合いますね!(*´∀`)
寡黙だとステイサムの素敵ボイスがあまり聞けないという難点があるのですが、何も言わず苦い表情を浮かべてふいっと視線を逸らすステイサムも素敵なので、これはこれでよいのです。

本作では、ジェイソン・ステイサムはターゲットを事故死にみせかけて殺す殺し屋アーサーの役をやっています。
アイドスのヒットマンシリーズを思い出しますね。沈黙の暗殺者と書いてサイレントアサシン!!

アドレナリン
ゲーム界の世界一かっこいいハゲ

ステイサム
映画界の世界一かっこいいいハゲ

ざ っ く り 一 致 !

や、ほんとざっくりですけどね。ステイサムは47ほどガタイよくないですし。後頭部にバーコードありませんし。
でも、仕事ぶりは47顔負けですよ。特に、冒頭の富豪を水死させる作戦のシーンはわくわくしました。水の底でステイサムが急に出てくるシーンは、富豪と一緒になって死ぬところでした。びっくりして。

事故死に見せかけるシーンでは銃があんまり出てこないのですが、後半ではしっかりむやみやたらと銃をぶっ放すシーンが出てきますよ!

新興宗教の教祖を暗殺しに行くが、ばれたので皆殺し、の場面は特に愉快でしたよ。多少見づらいシーンが多かった場面でしたが、爽快でした。ステルスゲーのつもりが無双という感じでしたね。あれだけコソコソやってたのに結局皆殺し!
師弟で雇い主を始末しに行くところもよかったです。無駄に派手。車を惜しげもなくどっかんどっかん爆発させ、最後は弾丸を無駄に喰らわせまくって締め。爆発はお約束ですよね。

このアーサー&スティーブ師弟は本当に魅力的でしたね。
なんといっても、弟子のスティーブ!だめかわいい!
師匠の絞殺テクを身長2メートルの相手に試してみちゃう(もちろん反撃されて涙目)ドジって暗殺中に存在に気づかれちゃう(ステルスゲーのはずが無双)師匠が仕掛けた罠にまんまと嵌る(しかも2つ)。アーサーだけだと最強過ぎてバランスが狂うところを、足をひっぱりすぎず、最強方向にも行かないように上手にコントロールしていました。

ジェイソン・ステイサムファン的にも見るべきところが多い作品でしたよ。
・今回のキーファッションは黒のショートコート。襟と肩のデザインがステイサムにぴったりだわ。
・ネットで暗殺の密告のニュース記事を読んだ後の、手をこすりつつ顔のあたりに持ってくる動作には萌え転がらざるを得ない
・買い物した紙袋を抱えているあの感じ
・銛キタ━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━!!
・ラストの監視カメラで、車から転がり出てきたところを巻き戻して再生しているシーンは正直ちょっと笑った

というわけで、ジェイソン・ステイサムファンならぜひおさえておきたい作品です。それ以外の人にもおすすめです。無難に面白いです。


カオス感想(ネタバレ)

カオス

原題:CHAOS
上映時間:107分
製作年/国:2005/アメリカ
監督:トニー・ギグリオ
製作総指揮:デヴィッド・バーグスタイン
製作:ヒュー・ペナルト・ジョーンズ、ギャビン・ワイルディング、マイケル・ダーバス
脚本:トニー・ギグリオ
撮影:リチャード・グレートレックス
美術:クリス・オーガスト
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
キャスト:ジェイソン・ステイサム、ウェズリー・スナイプス、ライアン・フィリップ、ジャスティン・ワデル、ヘンリー・ツェーニー、ニコラス・リー他(ぴあ映画生活より)

あらすじ
武装した強盗団が銀行を襲撃した。ローレンツと名乗る強盗団のリーダーが交渉人として指名したのは、停職処分中の刑事、コナーズであった。
コナーズは新米刑事デッカーとコンビを組み、事件の解決に乗り出す…


70点

※オチバレもありますので、これから鑑賞予定の人は鑑賞してから読んでください。

ジェイソン・ステイサム主演作品のラインナップの中では、実はあまり期待していなかった本作。しかし、意外にもしっかりとした脚本のクライムサスペンスでした。


何といっても脚本がしっかりしています。

特に背景やキャラの説明が必要な冒頭における、説明の手際の良さは素晴らしいです。

導入部分の、パール・ストリート橋の事件をニュース映像をつかって見せ、事件後の出来事をスコット・カーティスの部屋の新聞の切りぬきと音声のオーバーラップをつかって見せる手法は見事。短い時間で前提となる情報を手際良く伝えることができています。
また、グローバル銀行で主要登場人物の面々が集合したところでは、それぞれのキャラクターや関係性がしっかりとわかるようになっています。小競り合いや裏での会話といった小さな演出で、こういったキャラクターの説明をしてしまうところはとても上手です。


ストーリーもよかったですね。

ひとつのヒントから新たな真実にたどりついていく、という展開が次々とテンポよく積み重ねられていきます。こういう展開は私は大好きです。コナーズやデッカーと一緒になって、新たな手掛かりにハッとしたり、ローレンツの正体がつかめずもやもやしたりと、とてもスリリングでした。特に、ラストのどんでん返しがよかったです。デッカーが10ドル札の香りに気づいたところからは、ドキドキしっぱなしでした。
ただ、カオス理論が関係あるかというとだいぶ疑問ですよねw


途中から主人公が変わってしまっている感じがありますが、私はこれはありだと思います。この作品は、銀行強盗を追う刑事の話であると同時に、デッカーが父のヒーロー性を受け入れ、乗り越えて、成長する話でもあるのです。

前半のコナーズが中心となって話が進んでいくパートでは、デッカーはまだ父がヒーローとされていることを受け入れられず、父の話を持ち出されるたびに居心地の悪そうな表情をします。このパートをデッカー中心に見ると、コナーズは新米刑事のデッカーに仕事や刑事としての在り方を教え、デッカーの成長を助ける役割を担っています。
カーティスの家で、コナーズが死んだ(と思わせた)後は、デッカーは孤軍奮闘することになります。デッカーは挫折しかけますが、見事に真実に気が付き、ヨークを追い詰めます。そこでデッカーは完全に成長したかに思われます。
しかし、ラストでは真の黒幕であったコナーズが、今度は乗り越えられるべき父性としてデッカーの前に立ちふさがります。コナーズは、正しい行為をしたのにシステムのほころびのために見捨てられたと感じている、いわばヒーローとしてのデッカーの父の影なのです。デッカーは一度父のヒーロー性という光の側面を受け入れ、成長し、今度はその裏返しであるところのコナーズという影の側面と対峙することになります。

なので、デッカーとコナーズの一騎打ちがなく、コナーズがさらっと高飛びしてしまうのは物足りなかったです。デッカーが正義感にあふれていて、一生懸命かつ真摯であることも、この物足りなさを後押ししていますね。どうしてもデッカーが好青年すぎて、後半はかなり肩入れせざるを得ず、さして追い詰められもせずにコナーズに逃げられたのは、不完全燃焼でした。


デッカー君は非常にいいキャラでしたね。可愛らしい童顔で、正義のために一生懸命あがく姿は、応援したくなりました。途中でデッカー君に主役が変わっちゃったのも、この子なら納得です!

一方コナーズの描き方には少し疑問がありまして…。コナーズはこの事件の黒幕で、すべてをコントロールしていた切れ者なんですが、その割に捜査の場面では知的キャラとしての描きこみが不足していた気がします。知的キャラを前面に出すと、デッカーとかぶるのはわかるのですが、もう少し知的キャラとしての踏みこみが欲しかったです。
実は黒幕っていうのはやられましたね。カーティス宅で爆発に巻き込まれた描写がなかったので、生きてるんだろうなといのはわかりましたが、まさかそうくるとは。私は、デッカーとヨークの対決のシーンで、カーティスが助けにくるんだと思っていましたよw


ジェイソン・ステイサムは相変わらずかっこよかったですよ!
・今回は灰色スーツ!細身でいい!
・やっぱりステイサムの魅力は声ですよね!ウィスパーボイス素敵!!電話越しの声も素敵!!
・本作のハイライト「それに、お前を好きになった」
・このセリフを、ジェイソン・ステイサムに言われたいセリフ暫定1位とします。
・カオス理論の本に蛍光ペンでラインをひいているステイサムを想像すると萌えますね。

ジェイソン・ステイサムの声を堪能したい方は必見。それ以外にも、サスペンスが好きな人にはぜひ見てほしい作品です。



トランスポーター感想(ネタバレ)

トランスポーター

原題:LE TRANSPORTEUR
製作年/国:2002/フランス
上映時間:93分
監督:ルイ・レテリエ
製作・脚本:リュック・ベッソン
脚本:ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ピエール・モレル
編集:二コラ・トレンバジウィック
音楽:スタンリー・クラーク
キャスト:ジェイスン・ステイサム、スー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、リック・ヤン、ダグ・ランド、他(シネマトゥデイより)

あらすじ
フランク・マーティンは、高額な報酬と引き換えにどんな品も運ぶ凄腕の運び屋である。ある日、ウォール・ストリートからの依頼でバッグを受け取るが、ルールを破ってそのバッグを開けてしまう。
中に入っていたのは、東洋系の女性、ライであった。バッグを開けたことを知られたフランクは、ライとともに組織に追われることになる…


50点

※今日の記事はかなり心が狭い感じになっています。ご注意ください。

この映画の感想を一言で表すと、ヒロインうぜぇぇぇぇぇぇぇですかね。(ひどい)

こんなにヒロインがうざい映画は珍しいというレベルでうざかったです

始終ぎゃーぎゃーぴーぴー騒いでいて、とにかく私の神経を逆なでしてくれたのですが、特にうざかったのは、ライがフランクの家に来た翌朝からの流れですね。

・花とか朝ごはんとか用意しちゃっている→うぜぇ
「紅茶?コーヒー?」とか聞いちゃう→うぜぇ
・作ったマドレーヌをあちちって言いながら取り出し、耳たぶをさわる→うぜぇ
・フランクがマドレーヌを食べようとする瞬間に「気をつけて!熱いわ!」うぜぇ
・静かにしてろというフランクに、お口チャックのジェスチャー→うぜぇ
・警部の追求からフランクを助けるため恋人のフリ→うっぜ!!うっぜ!!
・フランク「君が天使なのか厄病神なのか決めかねているんだ」→厄病神だよ!絶対な!!
・そうこうしてるうちに家ぼーん&銃撃→ほらね!!ほらね!!
・別の家へ逃げたところで、「埋め合わせするわ。私の身体でね☆」うぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
・1回やっただけで、すっかり恋人気どり(「文句を言わないのはセックスの間だけね」)→うっぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

心が狭くてどうもすみません。ヒロインがうざくて、最後まで好きになれませんでした。スー・チーさんはかわいいんですけどねぇ。

あと、ヒロインについて疑問があるんですが、わからなかったの私だけかもしれないので小さな声で言います。



なんでヒロイン運ばれてたん?



や、わかるよ!わかってるよ!!あれだよね、きっとパパに逆らって逃げちゃったからちゃんとパパのところに渡そうとして…


袋詰めにして運び屋に運んでもらう必要性全くねー。
普通に捕まえて連れていくだけで事足りるわー。


脚本にもちょっとがっかりでしたね。

冒頭でフランクは、人数が予定よりも1人増えると「契約厳守だ」と言って発車を拒否したり、相手が名乗ろうとすると「名は伏せろ」と言ったりと、ルールを守るということを徹底しています。
それなのに、ウォールの依頼のときは、荷は開けるわ、目的地での飛び込みの依頼をあっさり承諾するわ、ルール破りまくりなんですよね。
フランクは、寡黙で自分のルールを絶対守るプロというところが魅力のキャラなのに、そこくずしたらダメだと思うんです。フランクは、ヤバい物専門の運び屋なんだから、人くらい運んだことあってもおかしくないわけだし、荷物が人だからってルールを破るというのはあまり説得力がないですね。

説明のつかない唐突な展開も多かったです。椅子に縛りつけられていたライがどうやってベンツの中に入ってドアを閉めたのかとか、ライは人身売買の件をなんで警察に言わないのかとか、無理のある展開が多すぎでした。
ラストはすごい終わり方でしたね。フランクにもライにも全く言及せず、コンテナから中国人が出てきておしまい…ってなんじゃそりゃ。事件が終わったからって映画はそこで終わりじゃないんだよ!!


ジェイソン・ステイサムはかっこよかったですよ!!

まず若い!!今から10年も前の映画ですからね。まだ30代の頃ですよ。なんだか色素が薄く、どことなく儚くていい感じです(筋肉は全く儚くないですけどね!!)。フランクの寡黙なプロフェッショナルというキャラにぴったりでした。スーツの似合いようが異常。

冒頭のカーアクション、ウォール宅でのアクションがかなりお気に入りです。
カーアクションは、フランクの美しくも妖しい手つきにくらんくらんしました。ピンチになっても全く表情が変わらず、クールに切りぬけるところが素敵です。また、このシーンは、強盗たちが私たち観客サイドのキャラクターになっていて、アクションに入りこめるようにしてくれていました。そりゃあんな運転されたら叫んじゃうし吐いちゃうよねw 通行人に対してどいてどいてーのジェスチャーをする強盗たちがかわいかったです。
ウォール宅のアクションは、飛び蹴りでのダイナミックおじゃましますが素晴らしかったです。背面で銃をキャッチしてそのまま撃つとか、斧を持った二人組を開脚して同時キックするとか、かっこいいアクションが続きます。その裏で流れる、ちょっと気の抜けた音楽もよかったです。笑っちゃいました。

フランク宅のシーンは萌えポイントが多かったです。
上着を脱いでシャツの袖をまくるのが萌え、インスタントラーメンの袋を歯で開ける(包丁6丁くらいあるのに)のも萌え、さらっと箸を出すところも萌え、とにかく萌えまくりでした。
ライがいなかったらもっと萌えたのにな…(´・ω・)

ちょっとアレな展開があったのもおもしろかったです。
ウォールが新たな依頼をするときに、金を渡しながらフランクの手をなでたり、海に落ちたフランクが死体の男からマウス・トゥー・マウスで酸素を頂戴したり、ちょっとドキドキしちゃいました。

後半のアクションはちょっと鈍重に感じました。
意味もなく見つめあったままだったり、ひとつひとつの動作の間が大きかったりと、スピーディーさに欠けている気がします。テンポ感がないですね。
例のヌルヌルアクションは、黒いオイルまみれになってビッタンビッタンぬめんぬめんしているところが、あれですね。ま ぬ け !!


とにかく、ジェイソン・ステイサムがかっこいい映画でしたね。ジェイソン・ステイサムのかっこよさだけの映画だったらよかったのですが、ヒロインのうざさが思いっきり邪魔してたのがなぁ…という感じです。
ジェイソン・ステイサムファンにはおすすめです!!フランクは間違いなくジェイソン・ステイサムのハマり役だと思います。


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プロフィール

ぞるたん

Author:ぞるたん
映画が好きです。
映画歴は短いので、旧作の知識はあまりありません。おすすめ映画ありましたら、ぜひ教えてください!

映画もブログも超初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。

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